LATER SEQUELS SERIES #13
2025年3月 後年になって続編orリメイクが作られたシリーズ 愛及屋烏
マリーのアトリエ ~ザールブルグの錬金術士~(1997)
マリーのアトリエPlus ~ザールブルグの錬金術士~(1998)
マリーのアトリエ Remake ~ザールブルグの錬金術士~(2023)
前述
早過ぎた名作に時代が追いついたのか、
或いは『それ』に触れた人物が次代の作り手になる程の時間が経ったのか。
続いた作品が評価される保証はない。
でも、そこにある熱量が新しい波を作ることは、きっとある。
自叙
初代はプレイ済みだが、極めたとは言えない感じ。
リメイクがセールで半額だったので懐かしくて購入。
あらすじ
マルローネ(マリー)は、錬金術士を目指してシグザール王国の首都ザールブルグの王立魔法学校(アカデミー)に通う少女。
しかし、彼女の成績はアカデミー始まって以来最低最悪。
このままだとマリーは卒業できない!
彼女の師であるイングリド先生はその状況を見るに見かね、留年を回避する為に一つの課題を出した。
それは、「5年間錬金術士のアトリエを維持しながら勉強をし、何か一つ高レベルのアイテムを作る」事。 その間の成果が良ければ、卒業を認めるというものだった。 (既にこれが留年じゃないかともよく言われる)
かくしてマリーは、城下の錬金術のアトリエに移り、五年後の卒業を目指して、錬金術に冒険にと奮闘する事になったのである。
概要・1
キャッチコピーは「世界を救うのはもうやめた」。
落ちこぼれの学生が一人前に成長する、というコンセプトで、錬金術(アイテム調合)に重点を置いたRPG。しかし、プレイ感覚は『ドラクエ』や『FF』の様なオーソドックスなRPGよりも、むしろ育成シミュレーションに近い。
女の子が主人公かつ、仲間キャラはバリエーションが豊かで少年からイケメン、オジサマまでよりどりみどりであるにも関わらず、恋愛エンドがないのも特徴の一つ。 とはいえ開発時は女性向けを意識したらしく、ディレクターの吉池氏は参考の為『アンジェリーク』等をプレイしたという。
1997年12月11日には『マリーのアトリエ Ver1.3 ~ザールブルグの錬金術士~』のタイトルでセガサターンに移植された。 更に1998年6月4日には『マリーのアトリエPLUS ~ザールブルグの錬金術士~』というタイトルでプレイステーションに逆移植、Windowsに移植され、現在ではゲームアーカイブスでも配信されている。
2023年7月13日、シリーズ25周年記念作品としてフルリメイクされた『マリーのアトリエ Remake ~ザールブルグの錬金術士~』が発売。
マルローネ
CV.池澤春菜、氷上恭子(「エリーのアトリエ」登場時)
名前の綴りは「Marlone」。愛称は「マリー」。
誕生日は11月5日。初登場時の年齢は19歳。 身長158cm→160cm、体重49kg→50kg。
アトリエシリーズの栄えある初代主人公なのだが、時系列的に言えば、マリーの先生が若い頃の話で彼女達の師が主人公の『リリーのアトリエ』の方が古い為、実質的には2代目主人公ともいえる。
他のアトリエシリーズやクロスオーバー作品にも登場している。
明るく闊達な性格だが、がさつで大雑把。 それらが災いして数々のトラブルを巻き起こすトラブルメーカー。 彼女にとって最初の大きな事件は、ザールブルグのアカデミーで創立以来の過去最悪な成績を出してしまった事。
それが『マリーのアトリエ』の物語につながっていく。
人口が少ないグランビル村出身で、姓がないのは付ける必要がなかった為と彼女の不精から。
なお後のシリーズではなぜか「爆弾魔」扱いを受けている事が多い。
『マリーのアトリエ』では、爆弾系統のアイテムがひときわ強力な武器であったのは確かなのだが…。どうも(使用する)本人の魔法力の強弱で、爆弾の威力も変動するらしいので、その所為だろうか。
to be next page. 13-2 https://no-value.jp/column/105565/