2025年4月からMT(マニュアル)免許の取得方法が大きく変わることをご存じでしょうか?
【MT免許を取りたいけど、何が変わるのか分からない】
【改正によってMT免許が取りにくくなるのでは?】
そんな疑問や不安をお持ちのあなたへ、2025年のMT免許改正について説明していきたいと思います。
なぜMT免許制度が変わるのか?
近年、日本国内で販売されてる新車の約9割以上がAT車となっており、日常的にMT車を利用する人口が減少しています。AT車は操作が簡単で誰でも運転しやすく、初心者にとってはMT車よりも安全性が高いとされています。
一方で特定の職業や趣味(スポーツ走行など)でMT車を必要とする人も一定数存在します。今回の改正はAT車の普及とMT車のニーズの両方を考慮し、より効率かつ安全に免許を取得できる制度を目指したものです。
具体的に何が変わるのか?
1.教習カリキュラムの変更
*すべての教習者が最初にAT車で31時間の基本教習を受けます。
*その後、MT車での限定解除教習を最短約4時間受けます。
つまりMT免許を最初から取得することができなくなり、AT限定免許を取得後、限定解除という形でMT免許を取得することになります。
2.取得プロセス
*まずAT限定免除を取得。
*AT限定免許取得後、MT車での限定解除教習を受けることができます。
*MT技能審査合格後、普通MT免許が交付されます。
3.教習内容
*MT車での教習はすべて教習内でのコースで実施される
*路上教習ではMT車は行われない
4. 教習時間
*合計35時限(AT車31時限+MT車4時限)が必要最短時限数となります。
5.コスト
*AT限定免許取得費用に加え、限定解除費用が必要となります。

旧法が1段階でMT車を使って15時限なのに対し、新法と限定解除方式は、1段階はAT車を使って12時間で終わります。これは仮免許を取得するまではAT免許を取得する時と同じカリキュラムに沿って進みます。
新法と限定解除は2段階以降で4時限分MT車に乗る事は同じですが、新法は「MT車の卒業証明書」1枚、限定解除の場合は「AT車の卒業証明書」と「審査合格証明書」の2枚を免許センターに持参して筆記の本免試験(普通免許試験)に合格すればMT車免許が交付されます。
以上MT免許改正について書きました。