①5月:エメラルド【幸運、希望、愛情】
エメラルドの石言葉は「幸運・公覆・夫婦愛・安定・希望」とされて、愛や満足感の象徴とされています。古くから富や権力を持つ人々に好まれた歴史があって、癒し効果や知恵を与えてくれる石として人気があります。エメラルドを身に付けることで、そのエネルギーが周囲を癒してくれるとも言われています。内部にはインクルージョンと呼ばれる傷のような模様が多く見られるのですがこれはグリーンの輝きを出している成分が結晶化する際に生じるものとなっています。インクルージョンの少ないものは非常に希少なので価値が高くなっています。また、稀(まれ)にキャッツアイ効果と呼ばれる猫のような光が見られるエメラルドもあるのです。エメラルドは5月の誕生石として、プレゼントに大人気の宝石になります。結婚記念日の贈り物として選ばれ、特に結婚55周年を「エメラルド婚式」と呼ぶ文化もあります。大切な人に贈り物として、エメラルドのジュエリーを選ぶのも素敵な選択肢になります。
②5月:ジェイダイド(翡翠)【繫栄、健康、長寿】
5月の誕生石である翡翠(ひすい)は、東洋で古くから重宝されていた宝石になります。翡翠は硬玉(ジェイダイド)と軟玉(ネフライト)の2種類に分類されるが、日本では一般的に知られているのが硬玉の翡翠です。新潟県の糸魚川と長野県の姫川などで良質な翡翠が産出され、2016年に日本の国石に認定され、日本と深い関わりのある宝石となります。翡翠の主な特徴は、ツヤのある深緑色の美しさで、この深い緑色は「インペリアルジェイド」と呼ばれ、最上級の翡翠とされています。また、翡翠は肌の油分によって表面のツヤが増していく特徴があり、「色が育つ宝石」とも呼ばれているのです。翡翠の石言葉は「調和・豊穣・忍耐・再生・命」などと言われ、古来より東洋で重宝されていました。他にも「皇帝の石・神々の石」とも呼ばれており、神聖な印象を持つ人もいたのです。その美しい深緑色と、身に着けるほど美しくなっていく特性から、多くの人に愛されてきた宝石と言えます。
①6月:パール(真珠)【純粋、純潔、富、健康】
6月の誕生石である真珠は、古くから女性に愛されてきた美しい宝石になります。貝類が異物から身を守るために分泌する真珠層で形成されて、一般的な白色以外に、ピンク色・黄色・黒色など、様々なカラーバリエーションがあるのです。パールは、「純潔、健康、長寿」などの石言葉を持ち、女性らしさを象徴する石として古くから愛されているのです。また、月の光を宿した宝石とされ、母性、やさしさ、愛情を育む力があるとされています。冠婚葬祭のいずれのシーンでも身につけることができて、衝撃で割れる性質がないため、毎日身につけるジュエリーに最適な石となっています。このように、真珠を使ったアクセサリーはプレゼントとしても贈りやすい宝石の一つとなります。