LATER SEQUELS SERIES #14
2025年5月 後年になって続編orリメイクが作られたシリーズ 愛及屋烏
戦姫絶唱シンフォギア(2012)
戦姫絶唱シンフォギアG(2013)
戦姫絶唱シンフォギアGX(2015)
戦姫絶唱シンフォギアXD(2017~2024)
戦姫絶唱シンフォギアAXZ(2017)
戦姫絶唱シンフォギアXV(2019)
Continuation from last page. 14-12 https://no-value.jp/column/112466/
アルカ・ノイズ
キャロルがノイズのレシピを基に錬金術によって生み出した、ノイズの亜種。
通常のノイズと比較して、出力スペックには大差は無いが、細部のディテールはオリジナルのノイズと異なり、武士型※、バナナ型の様なアルカ・ノイズ特有の個体も存在する。
専用のテレポートジェムを以って召喚され、ノイズの様にソロモンの杖を用いずともコントロール可能。
ノイズとは異なる運用思想の下に改良が施されており、世界の解剖を目的とした「解剖器官」を持つ。従来型のノイズに無い、この発光部位は分解の対象となる物質それぞれにチューニングした干渉破砕効果を持ち、それを兵器と転用すればありとあらゆるものを分解する。
分解された対象は無機物も有機物も、炭素とも異なる赤い塵へと崩れ果て、その分解対象はノイズによる炭素転換の減衰機能を備えていたはずのシンフォギアも含まれており、その能力はノイズに対応出来る唯一無二の存在たるシンフォギアの優位性をも分解せしめた(後に強化型シンフォギアの登場により、このパワーバランスは白紙に戻されている)。
一方、その分解能力を発揮するには、位相差障壁のエネルギーを解剖器官に回す必要があり、その結果従来型のノイズと比較して、防御性能が損なわれており、シンフォギアを用いずとも一般銃火器によって駆逐可能という欠点を持つ。
ただし、触れれば分解されるのは従来通りである。 その上、大型でない限り1体1殺が基本だったノイズと違い、1体で複数人分解可能な為、通常物理法則に対しては圧倒的に有利に立っている事に相違は無い。
キャロルの野望が潰えた後も製造技術がブラックマーケットで横流しにされて、内戦国で使われているという。
※武士型ノイズのデザインの原案については、2013年12月に開催された戦姫絶唱シンフォギアGの音楽イベント「シンフォギアライブ2013」にまで遡る。
イベントで催されたゲームにて、出演者が絵筆を取り「新しいノイズを考えよう」という旨のゲームが行われ、8人のキャスト陣がそれぞれギャグを交えて絵を描く中、翼役の水樹奈々が何故かノイズではなく「武士そのもの」を描いてしまった事が、この通称・武士ノイズ誕生の由縁となった。
当然ながら、水樹のイラストは、その独特の画風から会場全体を爆笑させ、隣で真面目に「ハエ型ノイズ」を描いていた高垣彩陽を唖然とさせる事になった。
更に何の悪戯か、この絵が水樹の「二課チーム」の代表に選ばれ、対する「F.I.S.チーム」の井上喜久子が描いた「バナナノイズ」と対決し、勝利してしまう。
その後、武士ノイズとバナナノイズはデザイナーのクリンナップを受けて第3期に登場、今に至る。故にこれらのアルカ・ノイズが劇中に登場する回では、彼女達が声優枠とは別にデザイン原案としてスタッフロールに載っている。
また、この際水樹の描いたイラストは何の因果か本編にも「翼が描いたイラスト」として使われ、公式でストラップやクリアファイルへと商品化された。なお、「GX」放送終了後は入手が困難になっている。
ちなみに、他のキャスト陣が描いたノイズは以下の通り。
- 悠木碧(響)→天羽奏を模したノイズ
- 高垣彩陽(クリス)→極少サイズのハエ型ノイズ(ディテールも本家に準拠)
- 井口裕香(未来)→G
- 日笠陽子(マリア)→ふなっしー似のノイズ
- 南條愛乃(調)→「今でしょ」と言うウェル博士似ノイズ
- 茅野愛衣(切歌)→「じぇじぇじぇ」と言いながら杉田智和を手にかけるノイズ
- 井上喜久子(マム)→低音ボイスで「倍返しだ」と繰り返すバナナノイズ
オートスコアラー
シンフォギアに登場する自動人形の総称。 現時点でキャロル・マールス・ディーンハイムが制作した四体の自動人形と、 パヴァリア光明結社の所持する物に分かれる。
キャロルに仕える彼女達の姿は姫を守る四人の騎士にも例えられ、 「終末の四騎士(ナイトクォーターズ※)」とも呼称される。
キャロルが長年計画していた世界解剖計画「万象黙示録」の為に暗躍。 シンフォギア装者のコンバーターを破壊し、彼女達を変身不能に追い込んだが、エルフナインが齎した、魔剣・ダインスレイフをコアとした新機能・イグナイトモジュールを搭載した強化型シンフォギアにより徐々に圧倒されていく。
だが「強化型シンフォギアの前に彼女達が敗北する事」こそが、キャロルの計画に於いて必要なファクターであり、シンフォギア装者達が奏でるダインスレイフの呪われた旋律をその身に受け、チフォージュ・シャトーへと送ることがオートスコアラー達に与えられた役割であった。 (その為、必然的に敗北する事が定められていた存在であるとも言える)
最終的にガリィはマリアに、ミカは調と切歌に、ファラは翼に、レイアはクリスによってそれぞれ撃破された。
クリスやマリア達とは異なり、人間ではない為か、オートスコアラーは響と手を繋ぐ事は一切なく、飽く迄も「非道な敵」のまま倒されるという結末を迎えた。
また、オートスコアラーの武器や攻撃方法は、トランプや小アルカナのスートに対応しており、それぞれに設定されたファミリーネームは、アラブのトランプで用いられていたスートと一致する。
※ナイトクォーターズの名はワイルドアームズに登場した魔族の幹部四人を指す言葉が語源となっている。
XMH_006 レイア・ダラーヒム(CV.石上静香)
クールで派手好きなスレンダーなオートスコアラー。 諸々が怪獣サイズで存在自体が地味と無縁な巨大な妹がいる。
バランスの取れたスペックと高い汎用性が特徴で、錬金術で無限に生み出す金貨を指弾や銭投げの要領で武器にする。
劇中ではクリスと対決。属性は土、スートは硬貨(金貨)。
XMH_008 ファラ・スユーフ(CV.田澤茉純)
上品かつ礼儀正しいオートスコアラー。
風を操る能力を持ち、大剣型の哲学兵装「剣殺し(ソードブレイカー)」を振るう。
劇中では翼と対決。属性は風、スートは剣。 「剣殺し」は、相手が得物を剣と認識しているかどうか?が判定基準なので、翼には終始優位を取っていた。
XMH_020 ガリィ・トゥーマーン(CV.村瀬迪与)
口の悪い小悪魔なオートスコアラー。
最も思い出の吸収・貯蔵に長け、ミカにエネルギーを与える役割を担う。
水の相変化を操る。劇中ではマリアと対決。属性は水、スートは聖杯。
XMH_004 ミカ・ジャウカーン(CV.井澤詩織)
無邪気でマイペースなオートスコアラー。
四騎士の内、最も高い出力と戦闘力を誇り、更に決戦機能「バーニングハート・メカニクス」を搭載する。
劇中では調・切歌と対決。属性は火、スートは杖(棒)。
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