五月病とは
五月病とは、主に新年度が始まり、環境の変化や新たな挑戦に直面した際に感じる精神的な不調を指します。
特に4月から5月にかけて多く見られ、主に新しい学校や職場に適応しようとする過程で、
心身に過剰な負担がかかることが原因となります。
主な症状
〇 強い疲労感
新しい環境に適応しようとするあまり、体力的に疲れやすくなります。
〇 無気力感ややる気の低下
何もしたくない、仕事や勉強に対する意欲が湧かないといった症状が現れます。
〇 不安感や焦り
新しい環境にうまく適応できていないという不安や、プレッシャーを感じることが多いです。
〇 睡眠障害
眠れない、寝すぎてしまうなど、睡眠の質が低下することがあります。
〇 食欲不振や過食
食欲が減退したり、逆にストレスで過食に走ったりすることがあります。
何かと生活リズムや周りの環境が変わる4月が終わり、疲れが出てくるこの時期。
様々なリフレッシュ方法がありますが、
今回は【アロマオイル】の活用術を載せていきたいと思います。
数あるアロマオイルの中でも比較的手に入れやすくて馴染みのある香り、
そして効果のあるものを5つご紹介します。
アロマオイルの効能

オレンジ・スイート…心地良いかんきつの香りが憂うつな気持ちを前向きに
気分をリラックスさせ、心を幸福感で満たしてくれる精油。暗いトンネルの中に入ったような気分の時は明かりを示し、体がだるくて重い時にもパワーを発揮します。万人に好かれる香りで、子供用にもおすすめ。
[効能]
催眠作用、鎮静作用、健胃作用、消毒作用、整腸作用
[心]
緊張が続いた時、ストレスがたまっている時、気持ちをスッと軽くします。
[体]
おなかの張りを和らげ、便秘、胸やけ、食欲増進など消化器系に効果的。
[肌]
にきびやオイリー肌のスキンケアに効果的。セルライト防止にもおすすめ。

カモミール(ローマン)…りんごを思わせるフルーティで甘い香り
ヨーロッパでは古くから民間治療薬に用いられた植物で「女性と子供の精油」と呼ばれるほど、広く安心して使える精油。心へはカモミール・ジャーマンよりカモミール・ローマンのほうが、よく作用します。安眠へ誘う精油としても有名。
[効能]
催眠作用、鎮静作用、強壮作用、抗炎症作用、抗けいれん作用
[心]
高ぶっている神経や動揺を鎮めます。子供のかんしゃくにも有効。
[体]
痛み全般によく、PMSや更年期のトラブル、生理痛など婦人科系全般にも役立ちます。
[肌]
湿しんやじんましんなどアレルギーの症状を緩和。肌の弾力性も高めます。

グレープフルーツ…フレッシュでさわやかな香りが沈んだ気分をアップ
万人が抵抗なく感じるフルーツの香りなので、不特定の人が集まる場所の芳香浴におすすめ。気分をリフレッシュして高揚させ、集中力も高めてくれます。肥満の解消やセルライト予防など美容面でも大活躍です。
[効能]
抗うつ作用、殺菌作用、消化促進作用、消毒作用、利尿作用
[心]
落ち込んだ気持ちを明るく元気にします。嫉妬心や敵意を持ってしまった心をときほぐす作用も。
[体]
リンパの流れを良くし、利尿作用も高いのでむくみを解消。
[肌]
肌を引きしめる作用があるほか、にきびのケアにもおすすめ。

ベルガモット…気分を高揚させるフルーティで甘い香り
名前の由来はこの木が最初に栽培されたイタリアの小都市ベルガモ。紅茶アールグレイの風味づけにも使われます。自然から得られる抗うつ剤と言われ、ストレスやフラストレーションから心身を開放し、うつ気味の心を前向きにします。
[効能]
抗うつ作用、殺菌作用、消化促進作用、鎮けい作用、利尿作用
[心]
イライラを取り除いてリラックスさせ、気持ちをふわっと軽くします。
[体]
食欲不振を改善して、ストレスからくる神経性腸炎を解消します。高い殺菌作用が、ぼうこう炎有効。
[肌]
にきび、ヘルペス、湿しんなどの症状を抑え、オイリー肌のお手入れに役立ちます。

ラベンダー…香りも用途も親しみやすい、活用度大の万能精油
安全で使いやすく用途も広いので、アロマテラピーのスタートの1本にしたい精油。ストレスに関わるトラブル全般に良く、切り傷ややけど、虫刺されには原液を肌に直接つけて対処することができます。
[効能]
鎮静作用、抗炎症作用、殺菌作用、鎮痛作用、癒傷作用
[心]
うつ気味な心を癒す、怒りを鎮静させる、どちらの作用もあり精神をリラックスさせます。
[体]
筋肉痛、神経痛、頭痛、腹痛、生理痛などの痛みを和らげるほか、血圧を下げ心拍を鎮めるなど幅広く作用。
[肌]
日焼け跡のケアや湿しんに良く、皮膚細胞の活性化を助けます。切り傷ややけどにも使えます。
香りと体のメカニズム
「香り」は脳にダイレクトに届く

アロマテラピーはオイルの成分に効果があるだけでなく、「香り」を嗅ぐだけでも効果があります。
それは「香り」の電気信号がダイレクトに脳に届き、自律神経やホルモン、感情を司る機能に直接働きかけ、
不調を調整することが期待できるからです。
人間の五感、視覚・聴覚・触覚・味覚、嗅覚。
この中で嗅覚の刺激だけが大脳新皮質を通さず、大脳辺縁系にダイレクトに伝わります。
大脳辺縁系は「食欲」や「記憶」「感情」など本能的な機能を司る部位です。
その周辺には自律神経の中枢「視床下部」やホルモン分泌にかかわる「下垂体」があるため、
刺激が伝わると考えるよりも早く心と体が反応します。
香りをかいで一瞬で昔の感情が甦って胸がキュンとしたり、
憂鬱な気分がスーッと爽快になったりするのは、そのためです。
エッセンシャルオイル(精油)の香りも鼻から吸い込まれ、
ダイレクトに大脳辺縁系へ伝わり、自律神経の中枢「視床下部」や、
ホルモン分泌にかかわる「下垂体」に直接働きかけます。
アロマテラピーが素早く気分を改善したり、
ホルモンを整えて美容効果を高めたり、自律神経症を軽減する理由は、ここにあるのです。
おすすめのアロマオイル

ブランド名:Sin.
香り:夜用リラックスブレンド(オレンジ&ラベンダーの香り)
素材の特徴:天然100%、植物由来
Amazonで10mlは650円程度。(その他5ml、30ml、100ml、200mlがある。)

ブランド名:NOSEMINT(ノーズミント)
香り:ペパーミント、ラベンダー、ユーカリ、メンソール
原産国:タイ
Amazonで3本セットなら1000円程度。1本あたり約333円。
薬局で見かけたときは1本入り500円程度でした。
気軽のできる活用法
[マスクにつける(ヤードムの場合)]

ヤードムの場合は、開け口が2つあり鼻から直接嗅ぐ方法と
マスクに数滴垂らす方法があり、長く香りを楽しめます。
結構香りは強めで、鼻がムズムズする時や花粉症対策、
眠気覚ましや仕事中の気分転換などにおすすめです。
[ハンカチにつける]
ハンカチに精油を1~2滴垂らし、鼻に近づけて香りを吸入。
手軽なうえ即効性もあります。外出先でもアロマの効果を利用したいときに便利。ティッシュでも代用可能です。
精油をつけた部分が肌がに当たらないように注意します。色がついている精油もあるのでシミに気をつけましょう。
[マグカップで芳香浴]
お湯を8分目くらいまで入れて精油を1~2滴垂らし、マグカップに鼻を近づけて香りを吸入します。
ほかの人が間違って飲まないように注意しましょう。
まとめ
いかかでしたか?
自分に合った好きな香りを見つけて、香りを味方につけて
落ち込みやすいこの時期を何とか乗り越えていきましょう🍀
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。