7月:ルビーの歴史

 中世ヨーロッパでは、色石が王族に好まれており、その中でもルビーとエメラルドはルネサンス以降こぞって求められた宝石となっています。

ギリシャ人はルビーのことを「すべての宝石の母」と呼ばれています。

ローマ人は、ダイヤモンドよりも価値がある宝石とし、「宝石の中の一輪の花」と呼んでいます。

ヨーロッパは、ルビー鉱山がなく、王族や貴族たちは商人たちが東方のスリランカやビルマからルビーを持ち帰ってくるのを待つしかなかったと言われていました。

限られた供給量から王族、貴族の特権だったのですが、20世紀に入ると新しい鉱山の開発に伴って、より多くのルビーが採掘されるようになったのです。

ルビー 主な産地

ルビーの主な産地は、ミャンマー、タイ、モザンビーク、スリランカ、ベトナム、タンザニアなどになります。

それぞれの産地では、ルビーの色合いや品質に違いがあり、特にミャンマー産は高品質で、その中でもモゴック地方で産出されているのが「ピジョンブラッド」が最高峰となっています。

産地 特徴

ミャンマー(モゴック)

最高級のルビーが産出される場所として知られています。

特に「ピジョンブラッド」と呼ばれ、濃い赤色のルビーは希少価値となっています。

タイ

黒味がかったルビーが多いのが特徴的で、「ビーフ・ブラッド」とも呼ばれています。

1960年代には加熱処理技術が向上して、シェアを伸ばしたのです。

モザンビーク

新しい産地としては、2008年以降に開発された鉱山で大量のルビーが産出されているのです。

上品な赤色で、高品質なものが多く、市場価値が上昇傾向となっています。

スリランカ

透明感の高い赤色「チェリーピンク」が多く産出されています。

ベトナム

スリランカと同様に「チェリーピンク」が特徴となっています。

マダガスカル

最近注目されている産地で、高品質なルビーが多数産出されています。

タンザニア

過去には高品質なルビーが産出されたことがあり、現在も注目されている産地の一つとなっています。

産地 日本

日本では、佐賀県佐賀市富士町杉山、福島県石川郡石川町、茨木県桜川市真壁町山ノ尾、三重県周辺の岐阜県苗木地方、滋賀県田上山地方などでルビーが産出される可能性があるのです。

特に北海道の後志支庁では、積丹ルビーと呼ばれる良質なルビーが採れることで知られます。

詳しい説明

佐賀県佐賀市富士町杉山

ルビーの産地となっています。

福島県石川郡石川町

ルビーが産出される可能性がある地域となります。

茨木県桜川市真壁町山ノ尾

ルビーが産出される可能性がある地域となります。

三重県周辺の岐阜県苗木地方

ルビーが産出される可能性がある地域となります。

滋賀県田上山地方

ルビーが産出される可能性がある地域となっています。

北海道の後志支庁

積丹ルビーと呼ばれる良質なルビーが採れる地域になります。

その他の産地

ルビーは、世界的にみると、ミャンマー(ビルマ)が最も有名な産地で、最高級ルビー「ピジョンブラッド」ものので採れることでも知られています。

その他の産地は、ベトナム、カンボジア、タイ、スリランカ、マダガスカル、タンザニア、モザンピーク、中央アジアなどが挙げられています。

日本国内でも、これらの地域の他にも、様々な場所でルビーが見つかる可能性があり、ヴァイスによると、岐阜県中津川市、奈良県二上山、富山県南砺市利賀などもルビーの産地として知られているのです。

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