今回は、チワワのなりやすい病気や対策などについて書きます。
チワワ:1970年代より飼育されるようになり、小型犬ゆえの飼育のしやすさから、2006年JKC(ジャパンケンネルクラブ)の登録頭数は約8万6000頭とダックスフントに次ぐ人気になっている。北アメリカにおいて最も古い犬種であり「テチチ(Techichi)」として呼ばれていた。
チワワの種類と見た目

ドワーフ(Dwarf):小さくてずんぐりとした体型。脚は短く、顔は丸く大きな目と短い鼻。首は短くて太い。

ハイオン(High-on):スリムで細長い体型。体の幅が狭く全体的に引き締まっている。脚は長くて細く、顔は細長く小さな目と長い鼻。首は長くて細い。

スクエア(Square):四角いバランスの取れた体型。体の長さと脚の長さがほぼ同じで、全体的に調和が取れている。脚は中程度の長さで、しっかりとした筋肉質。顔は中程度の長さで、バランスの取れた特徴。首は中程度の長さで、バランスが取れている。
毛色

・ブラック&タン
・クリーム
・ブラック&ホワイト
・レッド
・ホワイト
・チョコ&タン
性格
・好奇心旺盛
・甘えん坊
・警戒心が強い
・オス⇒活発で、愛情表現もストレート。 メス⇒温厚で、穏やかなタイプが多い。
平均寿命
12~20歳
被毛

ロングコート:床に引きずらない程度の長さのしなやかな長毛で覆われ、腕や頭部、尻尾に飾り毛がある。 基本的にはカット不要
スムースコート:滑らかな毛質の短毛で覆われている。 カット不要
なりやすい病気
・膝蓋骨脱臼(パテラ):膝のお皿の骨が脱臼してしまう病気。
・水頭症:脳内に水が溜まってしまう病気。先天的な場合が多く、チワワもその一つ。
・低血糖症:血液中の糖分が低下してしまう病気。体格の小さいチワワは、低血糖になりやすい傾向がある。
・僧帽弁閉鎖不全症:心臓の弁が閉じなくなってしまう病気。高齢になると発症しやすくなる。
・気管虚脱:気管が潰れてしまう病気。
・尿路結石症:膀胱、腎臓、尿道などに石が溜まる病気。
・角膜炎:目の角膜が炎症を起こす病気。常に涙や目やにが出る、まぶたの痙攣、充血などの症状。
その他に
外耳炎、本態性脂漏症(乾性脂漏症、油性脂漏症、脂漏性皮膚炎)など
高齢期の注意
・心臓病:高齢になると、僧帽弁閉鎖不全症など心臓病にかかりやすくなる。
・関節炎:関節が痛む病気で、高齢になると発症しやすくなる。
・歯周病:歯の病気で、高齢になると発症しやすくなる。
・腫瘍:高齢になると、腫瘍が発生しやすくなる。
・呼吸器疾患:咳や呼吸が苦しくなる病気で、高齢になるにつれて発症しやすくなる。
対策
・定期的な健康診断:早期発見のため、定期的に動物病院で健康診断を受けましょう!
・体重管理:肥満は、膝蓋骨脱臼や心臓病のリスクがあるため、体重を管理する。
・運動:適切な運動は、心臓の健康を維持するのに役立つ!
・ストレス軽減:ストレスは、様々な病気の原因になるため、ストレスを軽減する工夫をする
・環境管理:室内は、温度や湿度を適切に管理し、清潔に保ちましょう
・食事:栄養バランスの取れた食事を適切な量で与える。尿路結石にならないようにウェットフードなどを活用して水分の摂取量を増やす。動物性たんぱく質の多い食事やほうれん草、大豆、イワシ、サツマイモ、アスパラガス、豆腐などのシュウ酸が多い食材を避ける。
・早めの処置:異変に気づいたら、すぐに動物病院を受診しましょう
・関節に負担をかけないように、フローリングで滑らないようにしたり段差などで飛び降りたりしないように工夫。
飼いやすさ
小型犬で運動量が少なく、短毛のためお手入れも楽なので比較的飼いやすい犬種。しかし、しつけや環境作り、健康管理など飼い主の努力も必要。甘やかしすぎるとわがままになる場合もあるため、適切なしつけが重要!
賢く学習能力が高いので、しつけがしやすいが強い言葉や暴力的なしつけは、怖がらせてしまう為注意!
{まとめ}
チワワについて調べてみて、スキップのような歩き方や三本足で歩く、膝が腫れる、立つ際に時間がかかるなどの症状があるときは膝蓋骨脱臼のリスクがあり運動や関節に負担をかけないようにカーペットや犬用の階段を使うようにするなど、飼い主が気を付けないといけないことが多いけど、先天性の病気も多いので注意したいと思いました。