今回は、ダックスフンドのかかりやすい病気や対策などについて書きます。
ダックスフンド：JKC（ジャパンケンネルクラブ）の登録名は英語読みによる「ダックスフンド」だが、ドイツ語では文節末尾の「d」が濁らないため「フント」。ドイツ語のアナグマを表すダックス（Dachs）と犬を表すフント（Hund）を合わせた「アナグマ犬」を意味する。
ダックスフンドの種類
スタンダード・ダックスフンド：体重9～12kg（胸囲35cm以上）
ミニチュア・ダックスフンド：体重5kg以下（胸囲30～35cm）
カニヘン・ダックスフンド：体重3〜3.5kg（胸囲30cm以下） が理想。
実際には5kg以上に成長するミニチュア・ダックスフンドも多く存在する。
毛色
レッド
ブラック＆タン
イエロー（クリーム）
ブラック＆クリーム
チョコ＆タン
シルバー（シルバーダップルなど）
ゴールド
毛質
スムースヘアード：ミニチュアピンシャーとの交配で誕生した。短毛で硬い毛質。毛が密生し、滑らかで光沢感のある毛並が特徴。
ロングヘアード：スパニエル系の犬種との交配で誕生した長毛のダックスフンド。ふわっとやわらかく、光沢感ある毛並みが魅力。毛質はウェーブがかかっていたり、ストレートだったり個体差があります。
ワイアーヘアード：シュナウザーとの交配で誕生。全身が太く硬い毛で覆われていて、ヒゲと眉毛がチャームポイント。耳は、スムースヘアード同様に短毛です。
性格
・勇敢で好奇心旺盛
↳穴を掘る、獲物を追いかける、ニオイを嗅ぐなどのハンティング気質が色濃く残っている
・スムース⇒頑固で負けず嫌い、ロング⇒明るく友好的、ワイヤー⇒協調性に富んだ性格
平均寿命
12～16歳
かかりやすい病気
・椎間板ヘルニア：激しい運動や肥満などで、脊椎を連結している椎間板に負担がかかると椎間板ヘルニアを発症しやすくなる。特にミニチュアダックスは若いうちから発症しやすく、腰や背中に痛みが出ることが多く、進行すると足に麻痺が出て自力で排尿や排便をすることが困難になる。
・進行性網膜萎縮症：網膜細胞が萎縮する目の病気。ミニチュアダックスの遺伝性の病気のため、若いうちから発症することもある。
・白内障：瞳の水晶体が濁り、視力が低下する病気。遺伝的な要因や生まれつき水晶体が濁っている先天的白内障と、外傷や糖尿病、加齢などが原因で発症する後天的な白内障がある。
・甲状腺機能低下症：ホルモンを分泌する甲状腺の機能が低下することで、ホルモン異常が起こる病気。寒がりになる、動きが鈍くなる、食欲不振なのに体重が増加する、皮膚病が起こるなど、様々な症状が現れる。
対策
・フローリングなどで床が滑りやすくなっていると脊髄に負担がかかりやすくなるので、絨毯をしくなどして滑り止めの対策をしましょう。
・ソファーや階段の上り下りをさせないことやジャンプをさせないように柵を付けるなどがポイント！
・1日の摂取カロリーの10％程度におやつを制限し、主食から与えた分を引くなどの食事管理が重要
・散歩だけでなく、ボール遊びや知育トイなど楽しい遊びを取り入れ運動不足によるストレスや吠え癖の悪化を防ぎます。
・暑い日中の散歩は避けて、早朝や夜の涼しい時間に散歩する、クール服を着せるなど熱中症対策をしっかり行う。
・冬場は、室内を暖かく保ち寒さ対策の服を着せるなど防寒対策をしっかり行う。
・吠える原因を理解し、不安やストレスを取り除くことが重要！コマンドを教え、静かにすることを褒めてご褒美を与えるなど、しつけをしっかり行う。
・警戒心の強い性格を理解し、見知らぬ人や物事に過敏に反応しないように早期からのしつけが重要
・異物を飲み込みやすいので、片付けを徹底し危険なものは犬の手の届かない場所に保管すること
飼いやすさ
・人懐っこく甘えん坊：飼い主を慕い、一緒にいることを楽しむ傾向があります。そのため初心者の方でも、愛情を注ぎながら飼育しやすいでしょう。
・好奇心旺盛で活発：遊び好きで好奇心旺盛な性格。適度な運動をさせてあげると、精神的なストレスを軽減し、より落ち着いて生活できる。
・しつけやすい：比較的賢い犬種なので、しつけも比較的しやすいとされている。特に、子犬の時期から基本的なトレーニングをしっかり行いましょう。
ただし、個体差や毛質によって性格が異なるため、それぞれの特徴を理解し、適切な飼育環境を整えることが大切！
・スムース：活発で飼い主に忠実な性格
・ロング：穏やかで甘えん坊な性格
・ワイヤー：社交的で独立心がある性格
｛まとめ｝
今回、ダックスフンドについて調べてみましたが、胴長短足や大型犬に多い「椎間板ヘルニア」に気を付けないとと思いました。狩猟犬として活躍していた名残で吠えやすい傾向にあるということで、子犬の時期からしっかりしつけやトレーニングをしないといけないんだと改めて再確認出来ました。
