ジャパニーズ・ボブテイル(猫)

性格

ジャパニーズ・ボブテイルは、一言で表すと「大人っぽい」性格の猫となっています。

冷静沈着で順応性に優れていて、賢く物分かりの良い一面があります。

社交性が高く穏やかな性格をしているので、他の猫や動物とはトラブルを起こすことはないです。

特徴

ジャパニーズ・ボブテイルの最大特徴は、劣性遺伝による短く丸まった尻尾になります。

その中でもボブテイルとかぎしっぽタイプの2つがあります。

違いとしては、ボブテイルは尻尾の長さが約5~7.5㎝と短く丸まって見えるタイプのことを指しています。

一方、かぎしっぽタイプはねじれていたり、尻尾の先が折れ曲がっているタイプで、長い物から短いものまで種類は様々です。

体格は、胴体・四肢とも筋肉質で、首から尾の付け根までと、肩から前肢がそれぞれ垂直で、横から見ると長方形の印象を与えるプロポーションです。

関節の可動性が少ない足は、曲がったまま固定されているのが特徴的です。一般的な毛色は、単色・二色・三毛・パーティカラーと様々となっています。

歴史・起源

ジャパニーズ・ボブテイルの起源は、古来から日本に生息していた土着猫です。

そんな土着猫に惹かれたアメリカ人女性・クロスフォードは、1960年代頃、日本から尻尾の短い猫をアメリカに持ち帰って繁殖させたのが、ジャパニーズ・ボブテイルの始まりとされていました。

そもそも日本猫の起源は、今でも謎に包まれており諸説となります。

従来は9世紀頃に中国から輸入されたと伝えられたのですが、近年は、長崎県で弥生時代のものと推定された猫の骨が出土されたことが、大きな反響を呼んでいました。

日本で猫がペットとして飼われるようになったのは、平安時代と言われており、その頃から貴族などの生活記録や物語に猫が現れるようになったのです。

当時の猫は、数も少なく、あくまで愛玩用で外へは出さずに、上流貴族の間で大切に飼われていました。

しかし、時代とともに農業の技術が進み、各地で作物の生産が盛んに行われ、穀物を荒らすネズミの被害が多くなり、17世紀にはネズミ捕りの猫の飼い方が広がり始めました。

放し飼いにされ、自由の身となった猫は自然に繁殖を行いました。

それが野良猫の始まりとされ、それが日本の土着猫が全国に広まった理由と考えられていました。

その頃の文献や絵画の中には、日本猫の原型といわれる姿が多く残されているのです。

さらに時代は変わり、戦後にはペルシャ猫・シャム猫などの洋猫が輸入されるようになり、ペットとしては大人気を集めました。

この頃の日本では、放し飼いが主流だったため、土着猫と洋猫の混血が多くみられるようになったのです。

その後は、クロスフォードによって、アメリカでの育種を経て、1976年頃には、アメリカ猫の血統登録団体CFA(キャット・ファンシアーズ・アソシエーション)がジャパニーズ・ボブテイルを猫種と認定し、世界に広く知れ渡るようになったのです。

  • 0
  • 0
  • 0

ハムスター

可愛いハムスターの写真を見て癒されてください。

作者のページを見る

寄付について

「novalue」は、‟一人ひとりが自分らしく働ける社会”の実現を目指す、
就労継続支援B型事業所manabyCREATORSが運営するWebメディアです。

当メディアの運営は、活動に賛同してくださる寄付者様の協賛によって成り立っており、
広告記事の掲載先をお探しの企業様や寄付者様を随時、募集しております。

寄付についてのご案内