LATER SEQUELS SERIES #14
2025年6月 後年になって続編orリメイクが作られたシリーズ 愛及屋烏
戦姫絶唱シンフォギア(2012)
戦姫絶唱シンフォギアG(2013)
戦姫絶唱シンフォギアGX(2015)
戦姫絶唱シンフォギアXD(2017~2024)
戦姫絶唱シンフォギアAXZ(2017)
戦姫絶唱シンフォギアXV(2019)
Continuation from last page. 14-24 https://no-value.jp/column/120554/
セレナ・カデンツァヴナ・イヴ
CV.堀江由衣
「わたし、唄うよ」
マリア・カデンツァヴナ・イヴの妹。ウクライナ出身。
姉と共に民族紛争や領土問題の戦禍に翻弄され続け、難民として過ごした過去を持つ。
マリアや暁切歌、月読調らと共に、アメリカの聖遺物研究機関F.I.S.にてフィーネの魂の器たる存在を見つける観測対象「レセプターチルドレン」として扱われていた。
シンフォギアへの高い適合係数を示し適合者となるが、穏やかな性格の持ち主であった為、ギアの力を戦いに用いる事には抵抗を覚えていた。
また、セレナの適合によってレセプターチルドレン達へ急遽パッチテストが実施され、マリア・調・切歌が装者として選出されたという経緯がある。
フロンティア事変勃発の6年前、機械装置を介して起動した完全聖遺物ネフィリム(アルビノ・ネフィリム)の事故を収束すべく、エネルギーベクトルを操作する特性を持った絶唱を放つ。
暴走するエネルギーを操作し、ネフィリムを蛹状の基底状態にリセットするも、絶唱のバックファイアで血涙(通称・絶唱顔)。 燃え盛る炎に撒かれ、その直後に瓦礫の落下に巻き込まれ、マリアの目の前で命を落とした。
享年13歳。
並行世界のセレナ
イベント「イノセント・シスター」開始に伴い実装。装者の中では最後となり、間に先史文明の巫女やら自称英雄やらOTONAやらを挟んでの参戦となった。
ちなみに配信当初より実装が内定されており、タイトルコールにも姿が描かれていたのに参戦が遅れた理由は、アニメで戦闘シーンが無い&ゲーム中でもボス等で出てこない=モーションの流用が出来ないという事情があった為。先述の3人や、奏や未来はモーションの流用が利いた為早いうちに実装することができた)。
最初は本編内の描写で着ていたレオタードの様な服装だったが、やがてマリアに買ってもらった私服を新たに着るようになる。
本作で主に登場するのは「二課がルナアタックで壊滅している」世界のセレナ。 かつてのネフィリム暴走事故で、この世界のマリアが命を賭して守った故に生き延びたが、怪我の治療の為に7年間コールドスリープ状態にあった。 この為、本来なら20歳前後の筈が、事故当時の13歳のままになっている。 また、この世界ではナスターシャ教授が五体満足の状態で生きており、保護者を務めている。
本編では時間が足りず、描写の出来なかった彼女の人柄が明らかになっている。 誰にでも穏やかで礼儀正しい態度で接し、基本的には「名字+さん付け」で呼んでおり、本来は年下である調と切歌にもさん付けで呼んでいる※。 姉であるマリアの事が大好きであり、彼女を慕っており、彼女に対して甘えん坊な所がある。
一方で、薄倖そうな見た目に似合わず、かなり腕白でアグレッシブな性格である事が判明。報告の為に戻ったマリア達にこっそりついてきたのを皮切りに、序盤は書き置き一枚だけ残して勝手に基本世界に渡ってしまう事が度々あり、その度にナスターシャ教授に叱られている。
幼い見た目が武器になるのを知ってか知らずか、どんな世界でも伸び伸びと活動しており、『夜空を舞う怪盗姉妹』ではノリノリで姉と共に怪盗活動をやり、 『ロストサンクチュアリ』では宝探しを実況したりと、戦い以外がメインの任務だとめちゃくちゃはしゃぐ。挙句の果てには、切歌のプリンを勝手に食べたり、マリアの寝顔をこっそり撮るといった、いたずらっ子な一面も見せた。
※「暁さん」、「月読さん」等、翼は名前でさん付けで呼んでいる場面がある。
イノセント・シスター
マリア・カデンツァヴナ・イヴとセレナ・カデンツァヴナ・イヴの姉妹が主役となるストーリー。
ファン待望であったセレナの実装イベントであると同時に奏生存IFである『片翼の奏者』に続く、「あの日あの時、セレナが死んでいなかったら…?」という、セレナ生存IFの世界観で進むシナリオである。 この世界での「マリア・カデンツァヴナ・イヴ」は、7年前の事件の際にセレナを庇い死亡しており、調と切歌も居た様だが、恐らく事件の際にマリア同様、故人となっていると思われる。
今回の世界は「ルナアタック」が発生した後のものとなっており、日本の二課・装者・風鳴機関はその過程で壊滅。よって、日本には米国の息がかかった研究所が進出している。
イベント全編を通して舞台こそ日本ではあるが、内容自体はF.I.S.の面々に焦点を当てたものとなった。ただしウェル博士の姿はない。
このシナリオ内でセレナ――つまり、堀江由衣の新曲『誰かのためのヒカリ』と『此の今を生きて』が使用されている。
SG-x00 Airget-lamh 銀碗・アガートラーム
Seilien coffin airget-lamh tron(望まぬ力と寂しい笑顔)
ネフィリムの暴走を制御する際に、セレナが纏ったシンフォギア。F.I.S.出身者の中で正規適合者のセレナのみ、LinkERを必要としない。 「G」の時点では元になった聖遺物が明かされず単純に「白銀のシンフォギア」と呼ばれていた。
姫騎士然としたマリア使用時に比べ、各部に花びらの様な意匠を持ち、全体的に妖精を彷彿とさせる。技の命名法則も「妖精の名前+†+技の内容」という形式になっている。例「GREMLIN†ROYALE」等。
聖詠の内容は、紡ぐ音こそマリアと同一だが、「望み掴んだ力と誇り咲く笑顔」と「望まぬ力と寂しい笑顔」で意味する所は正反対である。
その正体は、地球人の創造主たる異星人の一族・アヌンナキの一人「エンキ」の左腕がシェム・ハの攻撃で銀に変換されたものであり、切り落とされた左腕は後に中東にて出自不明の聖遺物として発見された。
そして、「アガートラーム」という便宜上の名前を与えられたのであった。
つまりこのギアは、正確には古代の遺産である「聖遺物」ではなく、アヌンナキの肉体、云わば「聖骸」と呼ぶべき物をギアへと改造した物だったのである。
愛した相手(神)の腕と気づかないまま、シンフォギアに改造するのは愛に生きる女としてどうなんだフィーネ?と思わなくもない。
更に死に際にエンキがシェム・ハの脅威から人類を守る為にバラルの呪詛を発動させた事、そしてその後エンキの伝承が聖書やサタン、プロメテウスなど様々な人間の罪や悪の象徴の伝承と化し利用された事から、早い話、アガートラームは人を守るために人の罪を背負い、人の罪の象徴と化した者の左腕という、かつてフロンティア計画で敢えて世界に反旗を翻したマリアに相応しいギアであったと言える。
これを持っていた事で月遺跡に辿り着いたマリアは、同行していた翼と共に防衛システムに攻撃される事なく管制室・マルドゥークへと導かれ、バラルの呪詛の真実に辿り着いたのである。
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