今回は、ビション・フリーゼのことについて書きたいと思います。
ビション・フリーゼ:フランス原産の犬。「ビション」はマルチーズ、「フリーゼ」は巻き毛という意味。愛玩犬にもかかわらず特殊な遺伝的疾患もなく、きわめて健康的な体質と健全な心をもつ稀な犬種でもあり、その起源は古く、14世紀にはその存在が認められている。
体重・体高
体重は5.4~8.2kg
体高は23~30cm
毛色
・ホワイト
子犬の頃は足の先に茶色の差し毛が入ることがありますが、成長するにしたがって白に変わっていきます。
カットの種類
・テディベアカット:全身を丸くカットし、まるでテディベアのような可愛らしい見た目に仕上げるスタイル

・きのこカット:頭部を丸く、胴体をきのこのような形にカットするスタイル

・おパンツカット:お尻周りの毛を丸くカットし、パンツを履いているように見せるスタイル

・アフロカット:全身の毛を均一に丸くカットし、アフロヘアのようなスタイル

・モヒカンカット:サイドを丸くカットし、頭頂部に沿って毛を残すことでモヒカンラインを作り出すスタイル

※ビションフリーゼの被毛は伸びるのが早いため、月に1回程度のトリミングが推奨されている。
性格
・遊び好き
・愛情深い
・機嫌を良くしてくれる
・喧嘩っ早い
・神経質
・穏やか
平均寿命
12歳~15歳
かかりやすい病気
・皮膚病:密な被毛が湿気をためやすく、アレルギー性皮膚炎や膿皮症※1などをおこしやすい
・外耳炎:垂れ耳で耳の通気性が悪いため、外耳炎になりやすい
・膝蓋骨脱臼(パテラ):小型犬に多く、遺伝的な要因や肥満が原因で起こる
・白内障:遺伝的な要因が強く、水晶体が白く濁る病気
・尿路結石:シュウ酸カルシウム結石になりやすい
・僧帽弁閉鎖不全症:小型犬に多く、心臓の弁の病気
※1膿皮症とは:皮膚に細菌が感染して起こる皮膚病のこと。皮膚の表面に存在する細菌(主にブドウ球菌)が、何らかの原因で皮膚のバリア機能が低下した状態や毛穴に感染することで、皮膚炎を引き起こす病気。
・丘疹(きゅうしん):直径10mm以下の赤い皮膚の盛り上がり
・膿疱(のうほう):白い膿がたまった発疹
・かゆみ、赤み:皮膚の炎症により、かゆみや赤みが生じます
・脱毛:皮膚炎が進行すると、脱毛が見られることがあります
・フケ、かさぶた:皮膚の炎症によって、フケやかさぶたが形成されることがあります
対策
・ブラッシング:毎日、または少なくとも2日に1回は、スリッカーブラシとコームを使って丁寧にブラッシングしましょう。特に、脇の下、お腹、耳の裏などは毛玉ができやすいので念入りにブラッシングしてください!
・トリミング:定期的なトリミングで、毛を短くカットすることで、お手入れが楽になります。月1回程度のトリミングが目安ですが、カットスタイルによって頻度は異なります!
・シャンプー:1ヶ月に1~2回を目安にシャンプーをしましょう。ただし、洗いすぎると皮膚の乾燥につながるため愛犬の皮膚や毛質に合ったシャンプーを選び、しっかりすすぎましょう!
・床材:滑りにくい床材(カーペットやコルクマットなど)を敷くことで関節への負担を軽減できます!
・運動:激しい運動や急な方向転換、ジャンプなどは避け、関節に負担をかけないようにしましょう!
・体重管理:肥満は関節に大きな負担をかけるため、適切な食事量と運動で適正体重を維持しましょう!
・冷房:夏場は、室温を25~26℃程度に保ち、エアコンを上手に活用しましょう!
・散歩:暑い時間帯を避け、朝晩の涼しい時間帯に、短時間の散歩にしましょう!
・水:常に新鮮な水を用意し、こまめに水分補給をさせましょう!
・ドッグフード:肥満になりやすい犬種なので、適切なカロリーと栄養バランスのドッグフードを選びましょう。また、おやつの与えすぎに注意しましょう!
・無駄吠え:無駄吠えが多い場合、原因を突き止め適切な対処法を行いましょう。犬のしつけ教室などで専門家のアドバイスを受けるのもいいです!
飼いやすさ
一般的に飼いやすい犬種。明るく活発で、人懐っこく、しつけもしやすい性格が特徴ですが、甘えん坊で寂しがり屋な一面もあるため、留守番時間が長い家庭には不向きかもしれません。また、被毛のお手入れが比較的大変なため、その点は考慮が必要です。
{まとめ}
ビションフリーゼについて調べてみましたが、マルチーズと巻き毛という意味なのは初めて知りました。かかりやすい病気もパテラや外耳炎は知っていましたが、膿皮症のことは知らなくて色んな症状があるんだと思いました。カットもいろんな種類があり、どれも可愛いと思いましたが「テディベアカット」と「おパンツカット」は特に可愛いと思いました。手入れのことを考えると毛を短くしていた方が、楽だけど月に1回程度トリミングしないといけないのは「大変だな」って思いました。
