今回は、シベリアンハスキーについて書きたいと思います。
シベリアンハスキー:ロシアのシベリア地方を主産地とする。外観からアラスカン・マラミュートと混合されるが、多くの面で異なる特徴を有する。別名「Chukcha(チュクチ)」と呼ばれている。
体重・体高
オス:20~27kg メス:16~23kg
体高はオス:53~60cm メス:51~56cm
毛色
・黒
・茶褐色
・白

性格
・聡明
・外交的
・友好的
・警戒心が強い
・穏やか
平均寿命
12~15歳
かかりやすい病気
・股関節形成不全:股関節が正常に発達しない病気。後肢の跛行や痛みを引き起こすことがある。
・進行性網膜萎縮症(PRA):網膜が萎縮し、夜盲症や視力低下を引き起こす遺伝性の病気。
・緑内障、白内障:眼球内の圧力が上昇し、視力低下を引き起こす病気。
・慢性表在性角膜炎(パンヌス):角膜に血管が張り、炎症を引き起こす病気。
・てんかん:脳の異常な活動によって発作を起こす病気。
・胃拡張、胃捻転症候群:食後すぐに運動などすると、胃が拡張して捻転を起こし、命にかかわる状態。
・皮膚炎(アトピー性皮膚炎、脂漏症、疥癬など):アレルギーや細菌感染などが原因で、皮膚の炎症や痒みを引き起こす病気。
・外耳炎:鼓膜の奥にある外耳道に炎症が起こる病気。
・低亜鉛血症:亜鉛の吸収障害によって、皮膚炎や脱毛、免疫力の低下などを引き起こす病気。
・熱中症:寒冷地で生息していた犬種のため、高温多湿な環境に弱い傾向があり、熱中症になりやすい。
対策
・定期的な健康診断:獣医による健康診断を受けることで、早期に病気を発見し適切な治療を受けることができる!
・適切な食事:栄養バランスの取れた食事を摂らせることで、免疫力を高め病気を予防することができる!
・運動:適度な運動は、心臓や血管の機能を高め、病気を予防するのに役立ちます!
・ブラッシング:毛の長い犬種なので、ブラッシングで毛玉や抜け毛を取り除き、皮膚の通気性を良くすることが大切です!
・環境管理:熱中症を防ぐために、室温を適切に保ち、十分な水分補給をさせましょう!
・予防接種:感染症を予防するために、獣医の指示に従って予防接種を受けましょう!
・早期発見:異変を早期に発見し、獣医に相談することが重要!
飼いやすさ
シベリアンハスキーは、見た目は狼のようでクールですが、実際は非常に人懐っこく、友好的な性格で多頭飼いにも向いている一方で独立心も強いです。愛情深く飼い主とのコミュニケーションを好む犬種ですが、運動量や抜け毛の多さなど、飼育には相応の覚悟が必要です。しつけや温度管理など注意すべき点も多いですが適切な環境と愛情を注げば、素晴らしいパートナーとなる可能性があるでしょう。
・オッドアイについて
シベリアンハスキーにオッドアイの個体が多くみられる理由には諸説ありますが、もともと「生息地」が関係していると考えられます。日光照射の少ない極寒の地域で暮らしていたシベリアンハスキーは、メラニン色素が少なくもともとは青い目をした個体が主流でした。その後、ペットとして様々な地域で飼われ始めると、日光照射の変化などの影響から目を守るために、目の色が茶色などに変化するようになりました。そのなかで、片目だけ日光照射の変化に対応した場合に、オッドアイの個体が誕生するようになったと考えられています。
現在では、オッドアイの祖先をもつ場合にオッドアイの個体が生まれやすく、遺伝的な要素も強いとされています。

{まとめ}
今回はシベリアンハスキーについて書きましたが、胃拡張・胃捻転症候群やてんかん、股関節形成不全は知っていましたが、低亜鉛血症は聞いたことがありませんでした。オッドアイの個体がいて可愛いと思っていましたが、本当は青色で徐々に茶色に変わっていったことは知らなくて、病気や寿命には関係ないのは良かったと思いました。一度でいいからシベリアンハスキーの犬ぞりを体験してみたいです!
