人見知りが会話を楽しめるまで

生まれながらの人見知りである私が、対人の苦手意識を克服していった方法を紹介します!

私の人見知り遍歴も自己紹介します。
子どものころは同世代がいない、高齢者が多い地域で暮らしていました。幼稚園に入って初めて同い年の子とコミュニケーションを取ることになり、自分の名前も言えず、挨拶もできず、時間をかけてようやく話せるようになりました。10歳で音楽にはまっていき、歌や楽器演奏で自分を表現できるようになっていきましたが、10代後半で不安障害の病名が付き、薬物療法の助けを借りながら初対面の人とも話ができるようになりました。

〇無理なく挑戦してみる
買い物に行ったときや外出の際、仕事に従事している方には話しかけやすいと思っています。勤め先の看板を背負っているので、悪い対応を受けにくいです。忙しくなさそうな時ならより丁寧な対応が期待できます。レジで商品の受け渡しをする際の挨拶から始めてみて、無理そうなら会釈などの身振りをつけて。頑張ったのに伝わらないのは勿体ない!まずは相手に伝わる声量を意識します。私は最初声が小さくて相手に届かないことが多かったです。

〇余裕が出たら相手を思って
あらかじめ相手を労わる言葉を考えておいて伝えるのもいいと思います。『暑いのにお疲れ様です』、『混んでいるのにありがとうございます』など、病院や施設利用の際にも使えます。清掃員や警備員を見かけた時も挨拶をするようにしています。この試みを始めたころは台詞を用意していても言えずに通り過ぎてしまうことが多々ありましたが、自分の言葉に返答をもらえたときの喜びは感動でした。予想外に、笑顔で会釈を返してくれる方もそれなりにいます。

〇会話を繋げて
店員さんは身なりに気を遣っている方も多いですよね。キャラクターの小物をつけていたりすることもあります。レジで商品をスキャンしている際、そういった気になったものについて話しかけたりします。『そのボールペン可愛いですね』とか、『その服おしゃれですね』など、褒めたり疑問を投げかけることが多いです。相手も会話を繋げやすいですからね。せっかく話しかけても、相手の言葉にうまく返答できないこともありますが、それでも言わなければよかったとは思いません。帰り道であの時何と言えばスムーズだったかな…と反省会をするので、回数を重ねるごとに笑顔で会話できるようになっていきます。

この3つの工程を、私は大体10年弱でできるようになっていきました。今は最後に載せた会話をスムーズにできるよう意識しています。初めての挑戦には重い覚悟が必要になってくるかもしれませんが、できなくても、上手くいかなくても大丈夫です。その相手に会うことはもう無いと思えば、時間をかけてまた挑戦できるようになります。
ちなみに私はここ1年でようやく飲食店の席で注文を言えるようになりました。初めての場所など、限定的な場面での緊張はまだあるのでこれからの課題です。
あなたが成功と反省を重ねて、この達成感や喜びを感じられますように。

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Snow

ハンドメイドが趣味です。動物も大好きです! うさぎを月にお見送りしました。コーギーのような柄の、立ち耳のネザーランドドワーフです。二代目うさぎを飼っています!

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