お久しぶりです、数週間ぶりのA.A.です。6月中に色々あり過ぎて、中期から後期にかけて通所しての活動すらままならず、今なお余韻を残して低速運動です。梅雨はどこへいってしまったんだ、すっかり夏じゃないか…。

今日は『次でいいや』と思ってたら、その『次』を失ってしまった話をしようと思います。大分シリアス且つ重い内容になります。精神が安定していなかったり、元気じゃない時は読むのをお控えくださいね。私自身もまだ消化しきれておらず、私自身の中身の整理も兼ねて書かせていただこうと思います。
祖父母の話
私の父方の祖父母は山形に住んでおり、山形大学の学生たちの部活の声が聞こえるところに居を構えておりました。電子機器は殆どなく、家電も最低限くらいしかなく、携帯電話も携帯しないような人でした。とにかく明るい祖父とかくしゃくとした祖母。母方の祖父母はそもそも私が生まれる前に鬼籍に入っておりましたので、私にとっての祖父母は父方の祖父母のみでした。
そんな祖父が胆管癌で逝去したのが2年前の中秋の名月の日。病院から連絡を受けた母の帰宅を待ち、夜6時過ぎには山形へ出発。高速道路を駆け抜け、病院についたのが大体夜7時過ぎくらい。祖父が入院してからすっかり気力を失い、行動する元気もなくなっていた祖母。祖父が逝去した後も山形の住まいから動くことを頑なに拒絶し、たった一人で住み続ける事を選びました。それで参っちゃうのは叔母と母。仙台から週2回山形に通い、週に1度ヘルパーさんに買い物を頼む事を依頼し、結構な四苦八苦であったと思っています。
なんせ電話は固定電話しかない。足腰が大変弱って1日に100歩も歩かない日々が続いている為、いざという時は連絡がこない。救急車すらも『恥ずかしい』と呼ばない。それで今回も大変な事になってしまったわけです。
突然の永訣(えいけつ)
6月1週目のその日、両親が山形にいつも通り向かったところ、祖母は既に意識のない状態だったのです。心臓マッサージを母がしている内に救急の通報を行う父。大わらわのてんてこ舞い。結局そのまま祖母は逝去。本当に青天の霹靂(へきれき)でした。いとこも含めて全員の精神に大打撃を与える事件でした。
『ひとりぼっちで逝かせてしまった』からです。
幸い状況的に『夜寝ている内に』という事はなく、朝の支度をしている最中に…という事だったらしく、ガスの元栓も閉じたまま、朝に飲む薬をしっかり支度して新聞をとってきて…という状況だったようです。祖母、94歳だったんですよ。かくしゃくとし過ぎですがな…。
葬儀に関しては祖父の時と同じ葬祭会館に依頼し、祖父の時よりはすんなりと進める事ができた、ように感じています。しかし状況が違ったんですね、突然だったわけですから。みんな表情が暗く硬い、余裕なんて全くない。普段ちゃらんぽらんなA.A.、実は孫世代では一番年上、どういうことだってばよ…。気持ちがピンと張りつめ、祖母と対面しても(現在進行形で)全く涙も出ず、泣けもしておりません。祖父の時もそうでしたし、下の従妹(2012年に悪性脳腫瘍で18歳で死去)の時もそうでした。
『次』の話
祖父が亡くなった時、家族みんなが『もっと〇〇しておけばよかった』と口々に言っていました。私もそうです。もっと会いに行けばよかったし、喋ればよかった。何故それが出来なかったのか。
『次に来た時にやればいいや』って思っていたからです。
今元気だから次お見舞いに来た時でいいや、来週でいいや、そのうちでいいや…。そういうガムシロップよりクソ甘い考えが頭にも精神にもあったんです。いわゆる『正常性・同調性バイアス』の状態です。※画像はいつも通り、クリック・タップで大きくなります。

でもその次って、絶対に来るものじゃないんですよね。突然無くなる可能性もあるものなんです。例え方としては、厚生労働省の『令和四年簡易生命表』を使って考えると、90代の男性が1年以内に亡くなる確率は14.3%、女性で9.6%。これが95歳になると男性で23.5%、女性で16.5%まで跳ね上がります。
90歳のおじいちゃんおばあちゃんが来月も元気でいてくれる確率って、だいたい100人中98人は大丈夫。残り2人分だけ”来月”が来ない、くらいのものなんですよ。とっても分かりやすく言葉にすると、ソーシャルゲームのガチャで単発1回でSSRを引くより遥かに”来月”がこない2人に含まれる可能性が高いんですよ。
だから今、A.A.が今だからこそハッキリ言葉に残します。
『次なんて言わずに思いついた時にやっておこう。いとこは前日に祖母に電話しようと思ってやめたから、今もめちゃくちゃ後悔してるんだよ。』
その後と今と今後の話
ちなみにその後の話ですが、葬祭会館の容赦のないゴッサム冷房(遺体がある為大変温度が低い)と精神的なストレスで、ものの見事に夏風邪を発症。6月前半に引いた夏風邪の咳が未だに治っておりません、市販の咳止め・病院の咳止めも効果のない強さです。
そして7月5日、夢メッセで行われる『グラブルExtraフェス2025 仙台』に友人と参戦します、フェスの参戦は4年目くらい。果たして大丈夫だろうか…一抹の不安を覚えつつ、仙台の騎空士(グラブルのプレイヤーの事)として行ってこようと思います。
え、仙台でやるんだから地元の人が多いんじゃないの?と思う方、ところが地元のプレイヤーの方が例年少ないんです…。全国全部のフェスに行く方もいらっしゃる程度、猛者…。写真撮れたらいいなぁ、感想も書けたら書こうと思っております。次回は明るい記事がきっと書けそう!それでは、ここまでお読みくださりありがとうございました!
