今回は、ドーベルマンについて書きます。
ドーベルマン:ドイツ原産の犬種。警備犬として交配により生まれた。ブリーダーは税金徴収官を仕事としていたため普段より現金を持ち歩くことが多く、優秀な警備犬の必要性を感じ、この犬を生み出したとされる。
体重・体高
体重:オス 40~45kg、メス 32~35kg
体高:オス 68~72cm、メス 63~68kg
毛色
・ブラック&タン
・ブラウン&タン

性格
・聡明
・従順
・忠実
・警戒心が強い
・活気がある
・自信満々
・恐れ知らず
平均寿命
10~13歳
かかりやすい病気
・拡張型心筋症:心臓の筋肉が薄くなり、心臓が拡張してしまう病気。呼吸困難や咳、食欲不振、運動を嫌がるなどの症状が見られ、ひどくなると突然死することもあります。
・胃拡張・胃捻転症候群:食事後すぐに激しい運動をしたり、一度に大量の水を飲んだりすると、胃にガスや液体が溜まり、胃が膨張し捻じれてしまう病気。血流が悪くなり、命にかかわる危険な状態になります。
・ウォブラー症候群:首の骨(頸椎)の異常により、脊髄が圧迫される病気。歩き方がおかしくなったり、首を痛がる症状が見られます。
・皮膚病:ドーベルマンは皮膚が弱い傾向があり、アレルギーや細菌、真菌、ダニなどが原因で皮膚炎になることがあります。
・甲状腺機能低下症:甲状腺ホルモンの分泌が低下する病気。脱毛、体重増加、活動性の低下などの症状がみられる。
・慢性肝炎:肝臓の炎症が長期間続く病気。食欲不振、黄疸、腹水などの症状が見られます。
・フォン・ウィルブランド病:出血が止まりにくくなる遺伝性の病気。鼻血が出やすかったり、怪我をした時に出血が止まりにくかったりします。
対策
・社会化トレーニング
↳子犬の頃から、様々な人や犬、場所、音などに慣れさせ、社会性を身につけさせることが大切!
ドッグランなどで他の犬と遊ばせたり、散歩中に色々な人に挨拶をさせたり、積極的にコミュニケーションをとる機会を増やしましょう!
知らない人や犬に対して、吠えたり唸ったりする行動が見られた場合は、専門家(ドッグトレーナーなど)に相談しましょう!
・運動
↳毎日、朝夕2回、30分程度の散歩が必要!
ドッグランなどで思い切り走らせることも、ストレス解消に繋がります!
雨などで散歩ができない場合は、室内で引っ張りっこをしたり、クリッカートレーニング*1で新しい号令を覚えさせるなど、工夫しましょう!
・食事と体重管理
↳高タンパクで高カロリーな食事を避け、年齢や運動量に合わせた適切な食事を与えることが大切!
肥満は様々な病気の原因となるため、体重管理をしっかり行いましょう!
食事を与える際は、一気に与えるのではなく、回数を分けて与えることで、消化不良を防ぐことができます!
・病気と怪我
↳ドーベルマンは胃捻転、股関節形成不全、甲状腺機能低下症など病気にかかりやすい傾向があります
定期的な健康診断を受け、早期発見・早期治療を心がけましょう!
万が一、病気や怪我をした場合に備えて、ペット保険に加入することも検討しましょう!
・その他
↳皮膚が弱い傾向があるので、シャンプーは月1~2回程度を目安に、乾燥を防ぐために保湿剤を併用しましょう!
ブラッシングはラバーブラシや獣毛ブラシなどを使って、優しく撫でるように行いましょう!
爪切りや耳掃除、肛門腺絞りなども、定期的に行いましょう!
甘噛みや吠え癖など、困った行動が見られた場合は、専門家(ドッグトレーナーなど)に相談してみましょう!
断耳・断尾は日本では、義務ではないので美容目的で行う場合よく検討しましょう!
*1 クリッカートレーニングとは:動物(犬や猫など)の行動を教えるためのトレーニング方法で、クリッカーという道具を使って「カチッ」という音を合図に、望ましい行動を強化します。この音を褒め言葉やご褒美と結びつけることで、動物は「この行動をすればいいことがある」と学習し、自発的にその行動を繰り返すようになります。

飼いやすさ
ドーベルマンは、賢く忠誠心が強い一方で、警戒心が強く、しつけや運動をしっかり行う必要がある犬種。初心者には不向きとされることもありますが、適切なトレーニングと愛情を注いで、しっかりとした知識と覚悟があれば、非常に良いパートナーになることができます。
{まとめ}
今回は、ドーベルマンのことについて書きましたが、忠誠心も警戒心も強いため警察犬や番犬にあってるなと思いました。よく動画で「ドーベルマンの食事」のシーンがありますが、骨や肉を食べているだけなのにどうしても見入ってしまい、「骨噛み砕くのすご!」とASMR?ぽい感じで清々しい気持ちになります。
