〇印象
和歌山県は梅とみかんが有名な印象です。
〇地域の特色
紀伊国からなる和歌山県は「紀の国」と呼ばれ、山岳と森林が大半で、海岸線に沿ってわずかな平地があります。
〇主な有名観光地
白浜温泉:紀伊半島の中ほどにある白い砂浜、白良浜で知られているが、温泉自体も『日本書紀』に登場する「牟婁の湯」に比定されています。江戸時代にも湯治場として知られていたが、近代の紀伊線や道路の整備によって交通の便が良くなったことで、近畿地方のリゾート地としても知られるようになりました。パンダで有名なアドベンチャーワールドもこのリゾート開発の流れでできたものです。
〇ランキング1位
ミカンの収穫量:ミカンのほか、サンショウ、ハッサク、セミノールなどの柑橘類の生産において、全国1位となっているものが多いです。そもそもミカンという名前も、有田のあたりで室町時代に発見された蜜のような甘い実をつける橘を「密柑」と呼んだことが全国に広まった、という伝承があります。
〇食べ物
熊野灘の海産物:南部の熊野地域の沿岸部に平地がほとんどないこともあって、この辺りには魚の郷土料理も多いです。
めはりずし:すしというより、おにぎりという感じです。特産の高菜の塩漬けを洗ってよく絞り、調味料に浸して味をなじませ、その葉にご飯を包み込みます。昔は大きく握られ、食べるときに「目を見張るほど大きな口を開ける」「目を見張るほどおいしい」ということから名前が付きました。

参考文献:47都道府県ご当地文化百科 和歌山県
