凡人の悩み
私は絵を描くことについては凡人も凡人です。
それでも悩むことがあります。
どうしたら髪の毛の繊細さが出せるだろう、どうやったら思い通りの手が描けるだろう、どうして私の線画には強弱がないんだろう。
でも一番の悩みはどうしたら絵だけで生きていけるだろう、です。
私はイラストレーターになりたい。それもすぐに。
私は体が弱いです。体力がないです。
そんな中で見つけたイラストレーターに惹かれました。
私でも働けるかもしれない。人の役に立てるかもしれない。自立できるかもしれない。
そんな幻想に憑りつかれました。
イラストが楽だなーとか思った訳ではなぃ…嘘ですそれもあります。
本気を出せば私でもイラストが向上してコミケでバンバン売れて、企業からもお誘いが来て、学校の講師として呼ばれたりして、なんて。
甘い考えと気づいたのは自分の絵が気持ち悪く、下手に思えた時。
なぜでしょうね。急にこの絵、気持ち悪い。へたくそだ。そう気づいたのです。
それまで漠然と追いつけるだろうなと思っていた人たちに追いつけないと感じ、私の努力があまりにも足りないと感じました。
そして上達法を試しました。
苦しいです。
あまりにも理想の絵とはほど遠くて。商業レベルまで達するのにどれだけかかるだろうと思って。
頭で想像する絵が描けない。絵描きとしては致命的と言えるでしょう。
好きな絵描きさんとどれだけ遠いのだろうと思いました。
イラストレーターになるなんて夢のまた夢。そう思いました。
でも、それでも諦められないのです。どんなに遠くても、もう引き下がりたくない。
どれだけ打ちのめされても。

私の気持ちを絵にしました。
十数分で描きました。感情のままに。
荒いですね。