〇印象
長野県はぶどうやりんごが有名な印象です。
〇主要な国宝
善光寺本堂:寺伝によれば飛鳥時代、考古学上の遺物で推定できる範囲でも700年代にまでさかのぼれる国内屈指の古刹の本堂であり、1707年に再建されました。幕末に地域一帯を襲った善光寺地震をも耐え抜いた大木造建築は、仏教における煩悩の数と同じ108本の柱を持つとされます。
〇県の木秘話
シラカバ:カバノキの一つで、白くはがれやすい樹皮を特徴とするこの木は、長野県の高原地帯に数多く分布しています。特に有名な群生地の一つが、東部の佐久地域、北八ヶ岳の麓に広がる高原です。
〇食べ物
おやき:高地が多い長野県では稲作に適さない気候や土壌も多く、そのため麦、ソバなどの雑穀の生産も盛んにおこなわれました。小麦の生地に野沢菜や茄子のみそ炒めなどを包み焼いて食べるこの料理もその延長線上にあり、県内ではコンビニにもおにぎりの近くに並んでいる定番商品です。

味噌:全国のシェア5割を占めるともいわれる信州味噌は、鎌倉時代から生産が始まったと伝えられています。最近ではメーカーによって液体味噌も発売されるなど、日々進化を続けています。

蕎麦:信州といえばソバの産地であり、特にソバの実の中央部を粉にして作る更科(さらしな)蕎麦の名の由来は、ソバの産地であった信濃国更科郡です。
参考文献:47都道府県ご当地文化百科 長野県
