今回は、パピヨンについて書きたいと思います。
パピヨン:フランス語で「蝶」を意味する、蝶のような大きな耳が特徴的な小型犬。現在では、垂れ耳の個体は「ファーレーヌ(Phalene、フランス語で蛾の意味)」と呼ばれていて、ネズミを追いかける習慣がありネズミ捕りの犬でもあった。

体重・体高
オス:3.6~4.5kg、メス:3.2~4.1kg
オス、メス:20~28cm
毛色
・ホワイト&レッド
・ホワイト&ブラウン
・ホワイト&ブラック
・ホワイト&セーブル
・トライカラー

性格
・聡明
・友好的
・警戒心が強い
・明朗
・活気がある
平均寿命
13~15歳
かかりやすい病気
・膝蓋骨脱臼(パテラ):膝のお皿の骨が本来の位置からずれてしまう病気。症状は、足を上げて歩いたり、スキップするように歩いたり、痛みを訴えたりすることがある。
・皮膚炎:細菌や真菌、ダニなどが原因で皮膚に炎症が起こる病気。症状は、湿疹、かゆみ、脱毛など様々。外耳炎やアレルギーによる皮膚炎もパピヨンは注意が必要。
・胃腸炎:食あたりやストレスなど、様々な原因で胃や腸に炎症がおこる病気。特に、子犬や高齢のパピヨンは注意が必要で、症状は嘔吐、下痢、食欲不振などがある。
・進行性網膜萎縮症(PRA):網膜の細胞が徐々に委縮していく遺伝性の病気。徐々に視力が低下し、最終的に失明に至る可能性があるため、早期発見が重要で定期的な検査が必要。
・心臓病:特に僧帽弁閉鎖不全症は高齢のパピヨンに多くみられる。
・てんかん:神経系の病気で、痙攣発作を起こすことがある。
・眼瞼内反症:瞼が内側に巻いて、睫毛が眼球を刺激する病気。
・骨折:小型犬であるため、骨が折れやすい傾向がある。
対策
・ブラッシング:毎日ブラッシングを行い、毛玉の発生を防ぎ、皮膚病を予防しましょう!
・抜け毛対策:掃除機をこまめにかけたり、目の細かいブラシで抜け毛を取り除くなどの対策をしましょう!
・シャンプー:定期的にシャンプーを行い、清潔を保ちましょう。特に首回りやお腹周り、足の指の間は汚れやすいので重点的に洗いましょう!
・涙やけ対策:涙やけは放置すると皮膚炎の原因になるため、こまめに拭き取りましょう!
・暑い時期の散歩は短時間で:暑い時期の散歩は、短時間で済ませ、直射日光を避け、水分補給をこまめに行いましょう!
・室内環境を整える:エアコンを適切に利用し、涼感マットやクールタオルを活用して、室温を快適に保ちましょう!
・適切な食事管理:太りやすい傾向があるため、食事の量や質に気を配り、適切な体重を維持しましょう!
・適度な運動:活発な犬種なので、毎日適度な運動をさせましょう!
・歯磨き:歯周病や歯肉炎を予防するため、毎日歯磨きをしましょう!
・ストレス軽減:叱りすぎに注意し、愛情を持って接し、ストレスを軽減しましょう!
飼いやすさ
一般的に飼いやすい犬種とされています。賢く、学習能力が高いため、しつけが比較的容易です。また、社交的で人懐っこく、愛情深い性格も魅力的なところです。ただし警戒心が強い一面もあるため、子犬の頃から社会化トレーニングをしっかり行うことが大切です。
{まとめ}
今回は、パピヨンについて書きましたが、パピヨンの意味が「蝶」なのは可愛らしいと思いました。耳が可愛く小柄だけどかかりやすい病気が多く、飼い主が気を付けないといけないことが多いです。しかし、癒されたり警戒心が強いことから番犬にも向いていると思います。吠えない方がいいんですけどね。
