記者が本当に書きたいこと

 よく、新聞記者などがインタビューをしてそのコメントを記事にする事がある。しかし、記者は他人のコメントを書きたいのではなくて、記者自身が考えている思考や持論を他者から引き出して記事にしているのではないか。そう確信させられたことがある。ある日、球場で入場列に並んでいたら友人と共に記者から選手の逆指名制度があった時代「ある球団の選手が裏金を貰っていたという事実があるらしいのですが、それについてどう思いますか?」と問われた事がある。それに対して私は「どの球団ですか?誰ですか」等取りとめのないコメントをしていた時「でも、それが事実ならやっぱりそういう事をして入団した選手なんだ、と思って見てしまいますよね。」と述べた。すると記者が語気を強めて、「やっぱりそういう目でみてしまいますか。そういう事をした疑いのある選手だと・・」と念押しするように聞いてきた。記者から、明日C新聞に記事が載ると言われたので、翌日購入すると、そこにはファンのコメントで「そういう事実があったとしたら、そういう目で見てしまう。」としっかり書いてあった。
 そこから考えたのは、記者がそういう持論を書きたいが、ファンに代弁させてそのコメントを引き出すという確信的な行為だったのではないか?そう考えた。他にも記者の囲みのインタビューや記者会見でしつこくこの事を質問するなあ、と思うことがある。それは、記者の思っていることを相手から引き出すまでインタビューし、持論と一致したときに記事にするのではないか?ということだ。そういう事だとしたら雑誌や新聞などの媒体は、ある種書き手の考えをつらつらとつづることによってできたものだと疑われても仕方がない。
 一般の人へのインタビュー記事が沢山ある媒体で、民意を反映したものではなく、書き手の匙加減によってどのようにでも作成することが出来ると言える。
 だから、このSNSなどが主体として情報を発信する時代。ますます一方的に情報を鵜呑みにするのではなく、正しい自分の考え、思考を重視して選挙などに行くのが肝要だと言いたい。

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スターゲート

プロ野球観戦と、カラオケを歌うのが大好きな私は、本を読むのも趣味で主に新書コーナーに足繫く目を通しに行きます。今、一生懸命スマホやパソコンを勉強しています。表現力を磨いてどんどん発信していこうと考えています。【努力に勝る天才は無し】この言葉をモットーに精進していきます。皆さんどうぞ温かい目で見守って下さると幸いです。宜しくお願いします。

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