〇地域の特色
山梨県は、南に富士山、西に赤石山脈(南アルプス)、北に八ヶ岳、東に奥秩父山地など、標高2000~3000メートルを超す山々に囲まれます。
〇主な観光地
猿橋(さるはし):大月市の桂川に古くからかかる橋です。断壁に橋桁を使わずにかけられた橋はその不思議さから様々な絵に描かれています。伝説によれば飛鳥時代に猿が重なって川を渡るのをヒントに掛けられた、と言われるが、少なくとも室町時代には記録が残っています。

出典:日本三奇橋 猿橋
昇仙峡:甲府市の北部の山中に延びる花崗岩の深い渓谷であり、覚円峰(かくえんぽう)と呼ばれる円柱状の巨大な岩や、滝や石門が構成する奇観で知られます。また、水晶の名産地として知られています。

〇食べ物
ブドウ:鎌倉時代にはすでに甲州市勝沼の周辺で栽培が始まっていたというブドウは、早くから甲州名物として広がっていました。勝沼の大善寺にはなぜか、ブドウを手に持った薬師如来(やくしにょらい)さまが祀られています。
ほうとう:ほうとうは、やや幅広の麺で、生めんを使います。具の種類は家庭によりさまざまであるが、カボチャは必ず使います。これは戦国時代(1467~1568)に武田信玄が高僧から教えられた食べ方と伝えられています。

参考文献:47都道府県ご当地文化百科 山梨県
