SUCCESS NET NOVEL #06
2025年10月 なろう等のネット小説で諸々成功した作品 愛及屋烏
片田舎のおっさん、剣聖になる
~ただの田舎の剣術師範だったのに、大成した弟子たちが俺を放ってくれない件~
Continuation from last page. 6-2 https://no-value.jp/column/129117/
メインキャラクター・2
クルニ・クルーシエル
CV.広瀬ゆうき
レベリオ騎士団の一員。
ベリルの弟子の一人で、「~っす」という口癖と犬めいた人懐っこさ、可愛らしい童顔と大きなリボンが特徴の、小柄な体格の若い女性騎士(アリューシアより年下だが胸はアリューシアより大きい)が、見た目とは裏腹にヘンブリッツに次ぐ怪力の持ち主。
スピードと怪力を生かした、相手の懐に飛び込んでの超接近戦が持ち味。 その反面、間合いが短いという欠点も抱えていた。
道場に通っていた時からショートソードを得物にしていたが騎士団入りしてからの鍛錬の中で行き詰ってしまい、相談を受けたベリルの見立てから、両手剣へと持ち替えた事で間合いの短さを克服。刃の長さと柄を使った格闘戦を編み込んだ遠近両用の戦法も確立した事で、頭角を現す。
フィッセル・ハーベラー
CV.矢野妃菜喜
魔法師団に所属するエース魔術師。 同僚・友人や魔法師団長のルーシーからの愛称は「フィス」。
ベリルの弟子の一人で、彼に学んだ剣技と、師団長のルーシーから学んだ魔術を組み合わせた剣魔法の遣い手。 弟子の世代としてはアリューシアやスレナの妹弟子、クルニとは同世代。
公式スピンオフ、『片田舎のおっさん、剣聖になる外伝 はじまりの魔法剣士』では主人公を務める。
体言止めを多用する独特なテンポの口調で、淡々としつつも茶目っ気がある。 幼少期はボーイッシュな見た目だが、現在ではセミロング程度の黒髪で、清楚な少女らしい見た目。
寡黙だがかなり負けず嫌い、かつ天才肌で努力家であり、脳筋疑惑あり。その為、他者から距離を置かれたり、そもそも人に教えるのが致命的だったりする。
幼少期にベリルの道場で剣士としての才能に目覚め、早々に免許皆伝に至る。 その後に魔術師としての才覚がある事も判明し、より一層、天才と呼ばれる様になるが、ベリルは彼女の「才能」よりも「努力」を褒めた為、現在の「頑張りやで褒められたがり」な性格になった模様。
自分と相手のペース配分等を察するのが下手であり、本人が愚直な訓練で結果を実らせてきた脳筋的思考なので人に教えるのが苦手。本人にその自覚が無い事が更に拍車を掛けている。 その実例として、魔術師学院にて剣魔法の講師を務めるも、初歩の初歩として「まず素振り千回」と発言して学長とベリルの頭を悩ませた。
魔術師としての実力は高く、そこに剣術を組み合わせた『剣魔法』により、手数の多さが最大の武器。また、数年通った道場でベリルの剣を皆伝まで修めているので、剣術の腕前も優れている。
王国随一の剣士と魔術師両名の薫陶を受けた事もあって、器用貧乏では無い多様性が持ち味。
主な戦術は、剣魔法による制圧。
剣魔法の特徴として、剣を介する事で魔力消費を抑えつつ魔術を放てる持久力もあり、魔力切れの後も剣で戦える利点がある。
魔術で斬撃や突きを飛ばす遠距離攻撃、剣技に魔術を乗せる、手から離れた剣の遠隔制御、相手と反対側に推進代わりに魔力を放って剣と共に飛ぶ、と多芸。
ベリル曰く「魔術師というよりも魔法剣士」。
ルーシー・ダイアモンド
CV.斎藤千和
レベリス王国魔法師団の団長にして魔術師学園の学園長。
実年齢は本人曰く相当な高齢だが、魔法で若さを保っている為、10歳前後の幼女にしか見えない。
圧倒的な魔力量と広範な知識を持ち、存在自体が魔法兵器扱いされている、正真正銘の超人。 両手で別々の文章を書きながら会話するレベルのマルチタスクに依る、3種同時魔術行使の神業をも平然と行える最強の魔術師。
そんな彼女でもかつて『剣聖』と呼ばれた剣士に敗れた事があるという。
魔法(魔術)の研鑽が大好きで、自分の魔法を強者相手に試したがる、という悪癖の持ち主。フィッセルからベリルの話を聞いて、観察序でに戦いに来るも、放った魔法の全てを捌かれて千日手になりかけたので攻撃をやめた。
この一件でベリルを気に入り、襲ったお詫びとして色々と取り計らう一方で様々な話を持ち込んでくる様になる。
出会いが出会いだっただけにベリルは年長として敬う気にはなれず、結局は友人の様な関係に落ち着いた。
漫画版では戦闘シーンが(対戦相手を含め)盛られている。
ミュイ・フレイア
CV.仲田ありさ
俗に南東区と呼ばれる貧民街出身の少女。
姉と二人で暮らしていたが、ある日突然訪れた男に姉の死を告げられた上で彼の所属する組織に蘇生に必要な資金として500万ダルクを要求されてしまう。
やむなくスリ等で金を入手していたものの目標金額にはとても届かなかった。
当初は失敗した時の脱出に男から渡された魔装具を使っていたが、やがて本人が魔法の才能に目覚めて炎の魔法を使えるようになった。
ある日、ベリルの財布を狙った所を見切られて捕まり、魔法で逃げる事には成功したものの姉の形見のペンダントを落としてしまう。
後日ペンダントを拾ったベリルにアリューシアとルーシーを紹介され、ルーシーから蘇生魔法など存在しない事を告げられてショックを受ける。
ベリルとルーシーによって、盗賊団「宵闇の魔手」とその背後にいた、レビオス司教一派が殲滅された後はルーシーの計らいもあって彼女が提供した家にベリルと同居する事になり、同時に魔術師学園にも通うようになった。
ベリルをはじめとする善良な人々との出会いに最初は戸惑っていたものの、徐々に心を開いていく。
魔術師学園ではベリルへの憧れから剣魔法課を選択、同級生達と友人になった。
シュプール
CV:逢坂良太
司教つきの教会騎士隊長。 奇跡による身体強化を併用した強烈な突きで相手を圧倒する手練の剣士。
正面からの打ち合いではベリルを苦戦させたが、身体強化の奇跡では変わらないエストックの強度を突いた武器破壊を受け倒された。
原作での出番はこれだけで、ベリルに「武器が魔剣でなかったら危なかったかも」と言わしめた強敵ではあったもののチョイ役レベルなのだが、漫画版では全くの別人と化した。 どの程度の別人かと言うと、ベリルと互角に近い実力を持つ凄腕の剣士へと更に格上げされている。
ボサボサ頭に無精髭というだらしない格好だが、「仕事」の際はフルフェイスの兜を身に着け、目つきが変わる。
普段は冴えない男だが、剣の事になると人が変わるという点では主人公のベリルとよく似た人物。
悪事に手を貸してはいるが根は悪人ではなく、お互い素性を知らないまま酒場でベリルと語り合った際は剣好き同士で気が合っていた。
仕事の外では大概は飲酒しているが、上戸という訳ではなく酔い潰れている事も多い。元々酒は苦手であり、同僚とも仕事外では顔を見せるな、と厳命してる事も鑑みれば、飲酒は誇れない生き方をしている現実から目を背ける為の逃避行為である事が伺える。
体勢が崩れたままでもそのまま攻撃に移れる程の常人離れした体幹の強さを持ち、全身の脱力から放たれる必殺の突きは人体に拳大の穴を開け、べリルをして凌げるかは五分五分と言わしめる別格の達人。
また、恩人であるラフィが自分を救う為に行使した、最期の「奇跡」が体に定着しており、シュプール自身も奇跡を行使可能だが使用を好んでおらず、作中で使用したのはベリルの魔剣に対する得物の強度の不利を補ったのみで、その剣腕は純粋に彼の力量。
剣術は我流ながら、見切りの技術も卓越しており、ベリルとほぼ同次元での読み合いを繰り広げた。
後述
そのうちアニメ化するだろうな、と思っていたらOPが西川兄貴でビックリした。
漫画基準で考えていると戦闘描写に若干の物足りなさがあるかもだが、アニメで増えたシーンもある。
既にアニメ二期が決まっているあたり、やはりコンテンツとして強いのだろう。
END.