NEW GAME Ⅰ BOUGHT #05
2025年10月 近年で新作で買ったゲームの紹介 愛及屋烏
蒼き雷霆 ガンヴォルト トライアングル エディション
Continuation from last page. 5-1 https://no-value.jp/column/130236/
メインキャラクター・1
ガンヴォルト
CV.石川界人
「迸れ!蒼き雷霆(アームドブルー)よ!」
1作目の「蒼き雷霆(アームドブルー) ガンヴォルト」、2作目「爪(ソウ)」の主人公である14歳の少年。通称“GV”。
『ガンヴォルト』はコードネームであり、本名はGV自身が語りたがらない為、後発作品でも不明。
反皇神(スメラギ)を唱える武装組織「フェザー」に所属する、第七波動(セブンス)能力者だったが、シアンとの出会いにより、「フェザー」を抜ける事となる。以降はフリーとなり、依頼の形で「フェザー」からミッションを請け負っている。
年齢に反し、普段は冷静で大人びている。 だが曲がった事は嫌いで、納得の行かない事に対しては、我を押し通そうとする年相応の若さと芯の強さを持っている。
第七波動(セブンス)は電子を意のままに操る雷撃能力“蒼き雷霆(アームドブルー)”
シアン/モルフォ
CV.桜川めぐ
「わたしの歌が…あなたの翼(チカラ)になる…」
『蒼き雷霆ガンヴォルト』の登場人物でヒロイン。年齢は13歳。
ゲーム冒頭で、皇神グループの野望の為に幽閉されている所をGVに助けられる。
やや引っ込み思案だが、GVに対してはくだけた口調で接する。
GVに守られていることに後ろめたさを感じており、何かGVの助けになれないかと考えて、料理を練習したり、手作りのペンダントをプレゼントしたりしている。
皇神(スメラギ)グループによって、とある人物の第七波動を移植され、遺伝子操作によって造られた、人工の能力者。電子の謡精(サイバーディーヴァ)のセブンスの持ち主である。
云わば、シアンはモルフォの本体であり、対するモルフォはシアンの心を具現化したもう一人のシアンでもある。
電子の謡精・モルフォは皇神グループのバーチャルアイドルとして絶大な人気を誇っており、国民的アイドルである。
GVの下で隠棲しているが、皇神には見つからずに問題なく学校に通っている。
ミッションの前に彼女と会話や交流を深めると、GVが力尽きた際に窮地から復活できる、モルフォの歌が流れる確率(発動率)がアップする。
システム
ゲームの流れ
雷撃能力の第七波動「蒼き雷霆」を持つ主人公ガンヴォルト(通称:GV)を操作し、ロックマンと同様のステージ選択方式で各ミッション(ステージ)を攻略していく。
ミッションの合間には、アイテムの開発・装備、ヒロインであるシアン(モルフォ)との会話等が行える。
一度クリアしたミッションでも何度でも再プレイ可能。
ステージに入る度にストーリーも再び展開され、ボスも復活する。 これは『ロックマン ロックマン』とほぼ同じ仕様。
銃(ダートリーダー)と雷撃鱗(ライゲキリン)
GVの基本攻撃手段。
それぞれワンボタンで使用でき、銃と雷撃鱗は二つでセットの関係にある。
簡単に言えば「銃弾が命中した敵をロックオンし、ロックした敵に向かって雷撃が飛んでいき、ダメージを与え続ける」という攻撃方法。
本作は『ロックマン』等と違って銃弾自体の攻撃力は極めて低い。 銃弾は飽くまでも敵をロックオンする為の役割。
銃から針(以下・ダート)を射出、命中した敵をロックオンし、その状態で雷撃鱗を使用すると、避雷針の様に敵に電流が流れ、まともなダメージを与えられる。
雷撃鱗の使用はノーモーションで行える。その為、敵をロックさえすれば、その後は移動や回避に専念しつつ雷撃による攻撃も同時に行える。
複数ロックオン
複数の敵にダートをそれぞれ撃ち込めば、それらの敵を同時にロックオンして、纏めて雷撃で同時攻撃する事も出来る。
1体の敵に対してダートを複数発撃ち込めば、最大3段階まで多重ロックオンする事も可能で、多重ロックした分だけ雷撃の攻撃力も上がる。
雷撃鱗の使用中は「EPエネルギー」を消費し続ける
EPは時間経過で回復する。 また、地面に立っている時に下キー2回入力で格好いいポーズを取って瞬時に回復する事も出来る。ガンシューティングのリロードの様なモノ。
EPを使い切ってしまった場合一定時間、雷撃鱗や後述の電磁結界(カゲロウ)が使えなくなり、無防備になるだけでなく、EPチャージや装備による空中ジャンプ等も行えなくなる為、便利だからと乱用はできない。
雷撃鱗の特殊効果
雷撃鱗の発動中はGVが雷撃のバリアを纏う。 バリア自体にも微弱ながら攻撃力があり、敵の実弾攻撃を防げる。 また雷撃鱗の発動中は、電磁力の反発でGVの落下速度が遅くなるので、ジャンプの飛距離を伸ばしたり、高所から安全に落下するといった使い道もある。
電磁結界(カゲロウ)
敵の攻撃を受けた際に自動的に発動する、ガンヴォルトシリーズにおける無敵の防御システム。これが発動すると、EPを消費して攻撃をすり抜け、被ダメージとノックバックを回避する。
基本的に常時自動発動する。発動が出来ないのはEPが尽きている時か、雷撃鱗の発動中のみ。
EPチャージの格好いいポーズ中にも発動するので、地上で立ち止まって下キーを連打しているだけでほぼ無敵状態 となる。
例外的に、ごく一部のボスの攻撃にも電磁結界(カゲロウ)を無効化或いは無視する特性がある。またペンダントを外したり、一部のペンダントを装備している時も発動できなくなる。
一見するとバランスブレイカーだが、ダメージを抑えられる事以外はデメリットが多く初心者救済や初見プレイ時の補助の意味合いが強いシステム。
スコア的に電磁結界(カゲロウ)が発動する事は被ダメージと同じ扱いになるので、ハイスコアを狙う場合には結局は敵の攻撃を受けずに進行する事が重要になる。
レベル
敵を倒すと経験値を獲得でき、経験値が一定値に達するとGVがレベルアップし、HP(体力)の最大値が増える。
一定レベルに達する度に、後述の「スキル」を新たに習得していく。
スキル
下画面のスキル枠をタッチすることで、SPを消費して発動する大技。
無敵状態でダメージを与える「スペシャルスキル」と、HP回復や攻撃力上昇等の効果が得られる「サポートスキル」の2種類に大別される。
ステージボスや中ボス、或いは一度に群がって来た敵集団をスペシャルスキルで纏めて格好良く倒すと、大幅にスコアが加算される。
スペシャルスキルの発動時には、スキルに応じたラノベ的なGVの決め台詞と共にカットインが挿入される。
ライブノベルボイスシステム
ミッション進行の途中で、仲間から通信が入るなどして、度々画面下にキャラの台詞やモノローグが挿入される。
内容はステージ攻略のアドバイスが多いが、世界観やキャラの設定を掘り下げるものもあり、ボリュームは多くにぎやか。名前の通りフルボイスである。
ボタン一つでいつでもオンオフの切り替えが可能。
ボス前後の掛け合いだけでなく、戦闘中にもひっきり無しにGVとボスの間で言葉の応酬が繰り広げられるのは中々特徴的。
また、ボイスではないがノベルである事を意識している作風からか、人物の心情やステージの情景を地の文の様に表示する事もある。
クードス と モルフォの歌
スコア稼ぎに関するシステム。
敵にダメージを与えると、「クードス」というコンボポイントが貯まっていく。 この貯まったポイントは「ステージ途中のリトライマーカー(チェックポイント)に触れる」「スペシャルスキルを使う」「ミッションをクリアする」の何れかの条件でスコアに清算される。クードスを多く貯める程、スコア精算時のスコア加算量に倍率が掛かるので、敢えて多くのクードスを貯めてから、スコアに精算した方が高スコアを稼げる。
リトライマーカーに触れてチェックポイントでクードスを精算して妥協するか、リトライマーカーに触れずにノーダメージで進行し、スペシャルスキルでのボス撃破を目指し、ギリギリまでクードスを繋げるかという選択性がある。
敵の攻撃を受けると、貯めたクードスが0になってしまう。 オートで電磁結界(カゲロウ)が発動しても、被弾扱いとなる為、スコア稼ぎを重視するならば終始、油断できない。
複数の敵を同時撃破したり、3段階ロックオン雷撃やスペシャルスキルで倒す、といった特定の条件を満たす事でスコアボーナスが発生し、より多くのクードスを得られる。
特に複数の敵の同時撃破はスコア稼ぎの基本であり、本作のスコアアタックは「目の前の敵をロックオンしつつ、敵を飛び越えるか下をくぐり抜け、その奥にいる別の敵も同時にロックオンし、複数の敵に挟まれた状態からの雷撃で敵全体を一掃する」という流れを繰り返していく事になる。
クードスが1000ポイント以上になるとBGMが変化し、ヒロインのモルフォによるボーカル曲が流れ始める。
歌の種類は全8種類。 特に効果はないが、スコアアタックのやる気を高めてくれる。
クードスをスコアに精算するかリセットされると、通常のBGMに戻る。
モルフォの歌による自動復活
GVが力尽きてしまった時に、スコアとは関係なく一定の確率で発動するモルフォの歌、「ソングオブディーバ」によってGVを強化復活させてくれる事がある。
復活後のGVは、そのミッション中に限りEPエネルギー無限、無限ジャンプ・無限空中ダッシュ可能という無敵の性能にパワーアップする。
ただし、復活後はクードスが貯まらなくなるのでスコア面での得は無い。 飽くまでゲームクリアを手助けする初心者救済のシステムである。
この復活演出の発生確率はシアンとの好感度が関わっており、ミッションの合間でシアンと地道に会話する事で好感度を上げる事が出来る。
ボス戦で敗北したかと思いきや、挿入歌が流れて、ヒロインの力で主人公が復活&パワーアップして逆転勝利…という、どこかで見たような展開を体感できる。
カスタマイズ
ミッションをクリアしていくにつれて、新たなダートを入手できる。
またミッションクリア時には、その成績によって報酬として素材がもらえる。
素材を合成する事で、レンズやペンダントといった装備品を開発できる。
ミッション評価により、クリア時の報酬の量が変わる為、スコア稼ぎも自己満足だけの要素には留まらない。操作に慣れないプレイヤーは試行回数を重ねて地道に報酬を集める他ないが、華麗にクードスを稼げるプレイヤーは結果的に装備の素材も効率よく集まる。
裏を返せば、腕の不足をある程度まではプレイ時間で補えるという事でもある。
報酬の獲得形式が「抽選(クジ引き)」型なので、一回に多く取れる程、レア素材を逃しにくくなる仕様。これに関しては結局は運次第な面が強く、そこまで信用が出来る訳でもないが。
装備によって、ダートの軌道や最大ロックオン数が変化したり、空中ジャンプや空中ダッシュが可能になったりといった効果が得られる。
電磁結界はペンダント系アイテムを装備する事で発動可能になる為、ペンダントを外せば電磁結界を無効にした縛りプレイも行える。
装備の変更は、ミッションの合間に行うだけではなく、ミッション中でも任意のタイミングで自由に換装する事ができる。
場面によって臨機応変に付け替えた方が効率はいいが、無理に途中で装備を交換しなくともミッションを攻略することは可能。初心者はインターミッション中に装備を吟味しておき、攻略中は固定したまま突っ切った方が安全なくらい。
前述のスキルもミッション前に選択する。ただしこちらはミッション中に変更できず、事前に選んでおいた中から使用するのみ。
装備品との不整合が気にかかる所だが、支援系のスキルを自由に付け替え出来てはバランスもへったくれもなくなる為の制限と思われる。
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