自己肯定感の低い人間というのがいるが、親の期待が大きく親の顔色を見ながらもっともっと、と期待をかけられてそのプレッシャーに押しつぶされてしまった人間が多いと本に書いてあった。
スポーツでも、小さい頃からプロのスポーツ選手にさせようと学校以外はほとんど練習づけ。それでプロスポーツ選手になったら今度は一流に成るまでずっと親に管理される。親に喜んでもらいたい、親に認められたい。そのハードルはどんどん高くなり、洗脳され自我のない操り人形になってしまう。私は、教育を受けさせられないよりは良いだろう、そう考えていた。
今は発達障害の研究も進んで学習障害と言うのもある。私の時代、字が書けなかったら勉強が足りないのだから努力をしろ。そればかり言われていた。努力をしろ、全てそれで片付けられていた。しかし努力をしても出来ないものは出来ない、それが最近医学で解明されてきた。親は自分の弱みや欲求を子供にぶつけてくる。
習い事の数は十を超え、私立中学に入っても選抜クラスに入るため、中一から塾で勉強させられた。プレッシャーで吐いても吐いても親に喜んでもらうために頑張った。幼稚園の時にポテトボール以外食べられず、先生から「あなたは本当にポテトボールが好きね。」と笑顔で言われた。
土曜も日曜もビッグマックを食べて小学生から塾に行く、その代わり吐いた。観たいテレビがあった、甲子園の決勝があった。それでも夏期講習、模擬テスト。アトピーも酷くなり、「あなたの将来の為だから・・・」と言われずっと我慢してきた。
今は病気になってしまい、これが正に教育虐待じゃないかと親に言う。親は「教育を受けてこなかった人間をあなた沢山見てるじゃないの。」そう言われて私は頭を垂れる。
酒は百薬の長と言う。アルコールは体に悪いが適量だったらどんな薬よりも体に効果的だという言葉がある。字の書けない人、読めない人、学がない人、字の大きさがいびつな人、色々な人がいるが、それでも私は親に感謝するべきなんだろうか。親に対して「ありがとう」とこの年に成っても思えない。
教育虐待を考える

スターゲート
プロ野球観戦と、カラオケを歌うのが大好きな私は、本を読むのも趣味で主に新書コーナーに足繫く目を通しに行きます。今、一生懸命スマホやパソコンを勉強しています。表現力を磨いてどんどん発信していこうと考えています。【努力に勝る天才は無し】この言葉をモットーに精進していきます。皆さんどうぞ温かい目で見守って下さると幸いです。宜しくお願いします。
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