〇主な有名観光地
富士山:静岡県側から富士山に向かう場合、その信仰の拠点となったのは富士宮市にある富士山本宮浅間大社であり、通称を「表口」とも呼ばれました。また、すそ野に広がる田子の浦からの眺め、また三保の松原を浄土に見立てた眺めは有名です。

熱海温泉:伊豆東部地区において熱海温泉は古くから知られており、江戸時代以降も江戸に近い温泉地として盛衰を経つつ、坂の多い穏やかな気候と海に恵まれた名観光としての地位を保っています。
浜名湖:外洋の海水が入り込む広大な汽水湖です。室町時代に発生した大地震によって海とつながったといわれています。沿岸には温泉や遊園地が近隣にある古刹舘山寺(ふるせつかんざんじ)や、開口部にある海水浴地としても有名な弁天島などを有します。
〇文化
遠江地域の楽器生産:浜松駅新幹線コンコースに演奏可能なピアノが置いてあるほど有名な楽器生産は、明治時代にピアノの製造から始まり、さらにそこからハーモニカや管楽器へと発展していきました。
〇食べ物
お茶:静岡県内における茶の栽培は鎌倉時代の前後に起源を持ち、江戸時代には徳川家康に献上されるほど、すでに産地としての成立を見ていました。
静岡おでん:串に刺した練り物や牛すじなどの具が、黒目のだし汁で煮られたおでんです。この形式は大正時代から広まり、海産物が豊富な県の性質を反映していると伝えられています。
参考文献:都道府県ご当地文化百科 静岡県
