皆さん、こんにちは、こんばんは、初日の夕方の部を観てきたメルンです。
※この記事には、映画・鬼滅の刃無限城編第一章のネタバレがこれでもかと詰まっています。観ていない方は観てからご拝読ください※
…
…
※※観てきた?観てきました?そもそも鬼滅を知らない?ダメです戻ってください※※
…
…
※※※ネタバレしますよ?いいですね?※※※
…
…
…
しのぶさああああああん!!!!
しのぶさんが努力している事を口にしようとすると童磨と全く同じ事を言いそうになるのがムカつく!!でも「何で毒効かないのよコイツ!」とか舌打ちするしのぶさん、本当に生々しくて人間味があって大好きになりました。流石早見沙織さん。
今CMしている炭治郎の台詞がどこの台詞か知ったら…ひどいよ…こんなのあんまりだよ…(別な待ち望んでいるアニメ映画)。
童磨が本当に腹が立つ、流石宮野真守。マ〇オなのに!ト〇ヤなのに!血気術も綺麗な上に呼吸封じとかいう鬼殺隊特効なんて…どうする、カナヲちゃん…。
まだここは知っていたから良かったんですよ、いや良くないけど。骨?首?バキッってなる瞬間とか衝撃すぎて涙とか出なかったんです。
次の善逸とじいちゃん(善逸の師匠)のシーンで私の涙は耐えられなかった。
私も祖父が亡くなる前に後悔した経験があるので、それと重なって…もう…。
獪岳も気持ちはわかるけど…そうなるまでなるなよ…あそこまで行ったら柱になって見返すなりできなかったのか…いや、あの性格じゃ柱は無理だな。本当に〇ズだ。
善逸の新技に炎と龍が足されたのは、やはり煉獄さんと炭治郎の影響があるのかな、と思いました。
考えてみたら、上弦の鬼側は氷(月)っぽいのが多く、炭治郎側は炎(日)っぽい(もしくは氷以外)が多いんですよね。
そして、狙っているのかいないのか、足元に雪の結晶(これは多分どちらかというと…ね?)が浮かぶ、猗窩座戦。
ヒノカミ神楽と修業の成果か、猗窩座の腕を斬る炭治郎。強くなったな~…とか思ったら急に猗窩座が煉獄さんを下げ始めて「絶対に許さん!!」と私も思いましたが、流石に強い…のですが…
それを防ぎまくる義勇さん!!!!
炭治郎を攻撃から守る守る!!作り直して約10年かかる予定だったけど映画に合わせて完成させた無限城の背景をぶち壊す壊す!!
いや、強っ!!!!柱に向いていないって何だよ…(驚愕)
鳴女もベんべんして構造物を動かしたり噴水?を出したり…追いつくのが大変な炭治郎。
そこは流石あの2人ですね。石田彰さんと櫻井孝宏さんなんて20年以上敵だったり味方だったりしますからね…(いつまでやるねん…)
炭治郎は何とかして(伊之助や父親との会話や見たことを思い出したり)猗窩座や父が見ていた世界に到達するのですが…ここ、テレビに流せるのかな、とちょっと心配になりました。再編集頑張ってください。
炭「猗窩座!今からお前の首を斬る!」
義(馬鹿正直に言った!?)
ここちょっとギャグっぽくしてますが…まさか猗窩座を倒す為に必要な伏線だとか思わないじゃないですか…。またいつもの正直な長男が故の行動だと思っていましたよ。
よっしゃー!首斬ったどー!(2人とも血だらけ満身創痍、炭治郎は失神。)
…首無しで動いてる!?!?いやもういいだろ!ボロボロなんだよ2人とも!!…と中途半端勢の私、大ショック。
そして徐々に差し込まれていく猗窩座…もとい、狛治さんの記憶。
そんな経緯だなんて思っていなかった中途半端勢、口あんぐり。
祖父の介護をしていたからわかる、瘦せたお父さんの骨が出てる背中。
なんか聞いたことがある声の道場の師範とその病弱な娘・恋雪さん。
狛「なんで病人はいつも謝ってくるのだろう。一番辛いのは本人なのに。」
novalueにこんなことを書いたら「何くそー!」と頑張っている方々に申し訳ないのですが…
正直、この言葉が嬉しかったです。できなくて申し訳なくて何より苦しかったのは、私自身が一番わかっていましたから。そんな大病人ではありませんが、周りについていけない、周りと同じようにできない苦しみと、もどかしさで、生きてきて何度泣いたかわかりませんから。
淡々と狛治さんはナレーションで言っていますが、そう思える人が現在何人いるか…他人にもそんな風に思う人なんて、良い人すぎる!!聖人か!?なんでこれで鬼になったんだよ!?
やがて恋雪さんが狛治さんの看病のおかげで健康になり、師範の道場を継いで、恋雪さんと夫婦(めおと)になることに。
お父さんのお墓に報告し、全うに生きてほしいというお父さんの願いが叶いそうで、多分本人も全うに生きたかった狛治さんの嬉しそうな顔ときたら…!!
でも、忘れていました、これは鬼滅の刃だということを。
堕姫…もとい梅ちゃんと妓夫太郎が人間の頃、どうして鬼になったかを。
隣の剣士の道場の者に、井戸に毒を盛られて、師範も恋雪さんも、狛治さんが帰る頃には・・・。
井戸に毒なんて卑怯卑劣なやり方、父親だけではなく師範と愛した人も守れなかった、弱いと何も守れない、剣士の道場の人達を拳一つで皆〇しにしながらそう思う狛治さん。
…ここギリギリ何とか頑張って抑えていますが、凄惨な光景と説明でかなりグロいシーンとなっています。私は毒殺のショックでそれどころではなかったのですが。
60人以上の剣士を鍛えた拳で〇した…もはや鬼の所業で「え、そんな鬼配置したっけ…いや、人間じゃん…」と登場する無惨様(笑)。狛治さんに血を与え、狛治さんは猗窩座となります。
狛治さんは師範に「はくじの狛は「狛犬」の狛と同じ漢字なのか、じゃあ狛犬みたいに誰かを守っていないとな。」と言われていました。(この先、私も今調べて初めて知ります。)
猗窩座の、猗は「去勢された犬」窩は「住み家」座は「座る」。まさに「狛犬」。
狛犬は神社などで邪悪なものからその場所を守る存在。猗窩座の意味は「役に立たない狛犬」「何も守れなかった役立たずの狛犬」だそうです。
(調べて)うっわ・・・言葉出ないわ・・・。
薄々感じていましたが、無限列車編の煉獄さんは、乗客も、後輩の炭治郎達も、自分の責務も全て守って亡くなりましたね。猗窩座とは本当に正反対の存在だった…という事になりますし、無限列車編での炭治郎の名言「逃げるな卑怯者ー!煉獄さんは(略)」という言葉が、猗窩座にブッ刺さっていたんですねえ…。
そんな猗窩座が過去と格闘している間に、失神から目を覚ました炭治郎。義勇さんは失神した炭治郎を守ろうとして折れた刀でも技を出していましたが…いや、強すぎ義勇さん。炭治郎も首が再生しようとしている猗窩座に攻撃しようとしますが…
刀、まさかのスポーっと抜けた。両手の感覚というか握る力さえ無くなっていたのか、緩んでしまったのか。刀は無いけど、攻撃しなきゃと「拳で顔面を殴る」炭治郎。
義勇さんと炭治郎的には絶体絶命ですが、猗窩座の過去を見ていた私は「あっ、今その攻撃は・・・クリティカルじゃないかな・・・」と思いました。
それで気付いた猗窩座、猗窩座が嫌いな「弱い者」とは「弱い自分自身」だったのです。
猗窩座は負けたと確信しました。炭治郎の正々堂々とした首を斬る宣言、義勇さんの炭治郎を守ろうと立ち上がる粘り強さ、そしてあの師範を思い出す拳…猗窩座は炭治郎に一瞬笑って、自分自身に技を打ち付け、自分は負けたんだからもう再生するなともがきます。
…が、それを許さないのが無惨様。いや、楽にさせてあげてよ!!!!本当に鬼だな!!(鬼だよ。)
暗闇に現れたお父さんと師範が、もういいんだ、ありがとう。と呼びかけ、頭をわしわし撫でて・・・
待っていて、何度も意識下で止めてくれた恋雪さんが目の前にいて…
恋「おかえりなさい、あなた。」
はい、涙腺ダム決壊~~涙ボロボロ~~用意してて良かった大きめのハンカチ~~~。
…に、浸らせてくれない、往生際の悪い無惨。今感動してるんだよ!!水を差すな!!!
ここ本当に感動に浸る時間が少なすぎて「もっと泣かせてよ!!」と思いました。
こうして猗窩座は狛治さんに戻り、恋雪さんが一緒に地獄について行ってくれて、無事にブラック企業無惨から寿退社することができましたとさ。
めでたしめでたし・・・
ではないんだよ!!とチラッと出てくる童磨・めっちゃ怒っている黒死牟・あ、ufotableこういうの得意なんですよと言わんばかりに肉の触手と塊の中でラストのキメ台詞を言う無惨。
珠世さああああああん!!!!
私、柱稽古編ラストの珠世さん大好きなんですよ!!今回のしのぶさんと同じような理由になるかもですが「私が死にたくないと鬼になったのは、息子の成長を見届けたかったからだ!!」って言うシーンの遠藤綾さんの叫びのような台詞の言い方!!!うわああああってなったのと同時に、母親として生きたかったんだって思いが伝わってきて…。
そんな珠世さんまでしのぶさんと同じく、吸収されるなんて…無惨と童磨絶対に許さん。
個人的推しのお館様は回想で喋るだろうとか思っていたら、幽霊としてまで出てきて良かった。
でも最推しの禰豆子ちゃんは布団の中で苦しんでいて…禰豆子ちゃん…(泣)
帰宅後にパンフレットでキャストを見てビックリ。
師範が中村裕一さん、恋雪さんがLynnさん!!!!????
何やってんの2人とも!?
というか、鴉だの他の隊士だの隠だの何だのが豪華声優使いすぎ!!!!
パッと見て声が付いて無いキャラって煉獄さんと炭治郎のお母さんくらいじゃないかな…?
多分煉獄さんは敢えて声を付けなかったんだろうな…これは猗窩座の話というか、煉獄さんの意志を継いだ炭治郎と猗窩座の対決がメインだから(その割に滅茶苦茶戦っていたのは義勇さんだけど)。
美麗無限城をスクリーンで見られればいいやと思っていた中途半端勢の私、遊郭編以上のものをお出しされて、無事に語彙力が無くなりました。
このネタバレ有り感想を両主題歌を聴きながら書いていますが、またこの2曲の歌詞も無限城編を表現してて良い!!
LiSAさんの曲、6分もあったのか…。本当にギリギリに本編詰め込んだんだな。
「生きていることは 美しいんだよ それだけでいいよと」が狛治さんと恋雪さん、しのぶさんとカナエさんとカナヲちゃん、善逸とじいちゃん、鬼殺隊のみんなへの言葉っぽくて良き。
「あと一歩だけ ひとつだけ 夜を超えて 行け」が、この夜さえ超えれば全てが終わる(筈)という感じを出してて良っ!!(逆に、まだ終わりじゃないんだよな…って気持ちになりましたが。)
OPとEDが逆になりますが、Aimerさんの曲は怖さもありますが、疾走感というか、突入!!って感じがして個人的にこちらの方が好きです。
その中にある「もしあの日に戻れたら 知らないで生きていられたなら」という、多分オープニングに登場する柱やかまぼこ隊を含む鬼殺隊全員の想い(もしかしたら猗窩座も?)が、歌詞に入っているのが辛い…。まさに全員修羅になって、もう鬼を知らない頃どころか、それまでのてんやわんやにすら戻れませんから…。
感想はこんな感じでしょうか?終わった直後は言葉が出ませんでした。
これが投稿される頃はだいたい1ヶ月以上後(そもそも確認ができる職員さんがいなかったらもっと遅いかも?)だと思うので、ある程度は皆さん観ていると思います。
少しでも共感、原作既読勢の方は愉悦されれば幸いです。私はこのまま原作未読中途半端勢でいきます(その方が良いっぽいので)。
では、長々とお付き合いいただきありがとうございました。
最後に、映画の制作に携わった全ての方々に感謝申し上げます。本当にありがとうございます!!
7/24作成、メルン。
(8/18追記…2回目をお盆休みに観てきました。綺麗な花火を見ると泣く身体になりました。)