パワハラとは思われていないかもしれない?障害者への独特のパワハラがある!

パワーハラスメント(通称パワハラ)は、20年ほど前に生まれた和製英語です。主に上司や先輩といった業務上の立場を利用したハラスメントです。年々深刻化していて、パワハラが原因で仕事を続けることができなくなってしまうこともあります。特に障害者の場合には障害を理由にした独特のパワハラを受けて更に苦しい状況になってしまうこともあります。

パワハラは日本で生まれた言葉ということもあり、日本の職場環境においてパワハラが起きやすい傾向にあると言われています。
また、パワハラを受けてしまったことにより、うつ病になってしまうという場合もあります。

パワハラは、仕事で理不尽な目にあってしまうことであり、職場環境や上司などにより発生することがあるため、避けられないこともあります。
パワハラは苦しくても仕事を続けていきたいけど、どうしたら良いのかわからなくて悩んでいる方は多いのではないでしょうか?

障害者の場合には、身体的または精神的な事情などが仕事に影響することもあると思いますが、それをカバーするために努力や工夫をして仕事に取り組んでいます。
「仕事が遅い!」とか「障害者はダメだ!」などと言われてしまうととても苦しくなってしまいます。

パワハラが起きてしまう原因は?

パワハラが起きてしまう原因として、仕事のノルマがきついということが挙げられます。
ノルマをこなすためにストレスを抱えている人が多かったり、人間関係、特に上下関係の立場の誤った認識などによりパワハラが発生してしまいます。

パワハラ行為をしている人にパワハラという意識がなかったり、パワハラを受けている側も誰にも相談できないことなどの理由で、状況の改善が難しい場合もあります。

一般的なパワハラと障害者が受けてしまう独特のパワハラ

パワハラはその行為によって仕事に悪影響が及ぼされることや、精神的苦痛による体調不良、そして最悪の場合には仕事を続けることが難しくなってしまう可能性もあります。

障害者の場合には、障害を理由にしたパワハラを受けてしまうこともありますので、一般的なパワハラと障害者独特のパワハラの両方を受けてしまう可能性があり、更に厳しい状況になってしまうことがあります。

一般的に起きているパワハラについて

パワハラは仕事によるストレスを抱えている人が増えてきている現代社会では深刻な問題です。 仕事のノルマ、他の人との連携が必要なこと、連絡や引継ぎなどがうまくいかないことなどによる人間関係のもつれによって特定の人がパワハラの対象になってしまうこともあります。

特定の人がターゲットになる場合が多く、身体的、精神的な攻撃により自分のストレスを解消しようとすることもあります。
また、人間関係からの切り離しにより居づらい状況を作ったり、過大な要求により苦しいノルマを課すことで退職に追い込まれてしまうこともあります。

障害者が受けてしまう独特のパワハラ 「雇用形態」

例えば障害者であることを理由に賃金を低くされてしまうことや、昇給することがないということがあります。
正社員になることができない、能力があっても簡単な仕事しか与えられず昇進のチャンスも与えられないこともあります。

障害者が受けてしまう独特のパワハラ 「障害者だから・・・・」

障害のある方は、生まれつきの障害または、病気やけがなどの後遺症により障害を抱えています。 仕事をするうえで、障害の関係で難しいことや、時間がかかってしまうこともあります。

「なぜできないのか?」「仕事が遅い!」「障害者だからといって甘えるな!」 というような言葉をかけられると、精神的に苦しいと感じる人は多いと思います。

これはパワハラでは?と感じた私の経験

私が以前働いていた会社での話ですが、「これはパワハラでは?」と感じた上司の行動があります。

私は身体の障害の影響で、クラッチという杖を2本使うことで歩行をしているという状況であることと、健常者の方に比べると、動作に多少の支障があるということを先にお伝えしておきます。
そのうえで、これから書くことを読んでいただきたいと思います。

仕事の指示や相談は、基本的に課長とやり取りをした後、困ったことなどがあれば課長に報告をすることになっていました。
また、障害の関係で配慮していただきたいことなども、課長に相談して後日対応策を考えていただくことになっていましたが・・・・・

課長の都合の良い形に後から話を曲げられてしまう・・・・・

1.Excelでデータを入力し、数式で出された数値の低い部分を報告するように言われましたが、その数値の基準についての説明がなく、「やればわかるから!」という言葉だけでした・・・・・
比較的数値の低くなっている部分を報告しましたが、「君が全然わかっていないだけだ!」というきつい言葉が返ってきました・・・・・

そのやり取りを見ていた先輩が丁寧に教えてくれたので、数値の基準を理解できましたが、課長からは、「わからないことは俺に聞くように言ったでしょ?」という何ともすっきりしないやり取りになりました。

2.印刷物を取りに行くとき、席から少し離れた場所にプリンタがありましたが、課長と相談して自分で取りに行くことになりました。
取りに行った時にそれを見ていた部長が、「大変そうだから誰かに取りに行ってもらえばいいと思うよ。」と言われましたが、自分で取りに行けるので大丈夫ですと答えました。

後ほど課長が私のところに来て、「部長から印刷物を取りに行くのが大変そうだって聞いたんだけど。」と言われたので、私はそうではないと答えました。
しかし課長は、「大変なのであればそう言えばいい!俺が相談にのっていないみたいに思われるから!」と言う言葉が飛んできました・・・・・
約2年間課長と一緒に仕事をしたが、このようなやり取りが何度もありました。

長く働いていくためにも!パワハラにあってしまったらどうすればいいのか

パワハラが原因で、仕事がやりづらい、精神的に苦しい、仕事を辞めたいなどの状態になってしまう可能性があります。
どうしても環境が合わない場合には、転職を考えることも必要かもしれません。
しかし転職も簡単にはいかないことですので、できる限り長く働いていくために、パワハラにあってしまった時にできることを考えていきたいと思います。

大きく分けて2つの方法がある

1.社内の相談窓口に相談する

パワハラ防止法の施行により、企業ではハラスメント対策が義務化されました。
大企業では3020年6月から、中小企業では2022年4月までに設置することが義務となっています。
例えば、相談窓口に部署異動などの相談ができれば、パワハラの原因である上司や先輩などから離れることができるので、環境が変われば働きやすくなるかもしれません。

2.弁護士に相談する・裁判を起こす

パワハラが酷くてどうしても耐えられないという場合には、弁護士に相談して裁判を起こすことも可能です。
しかしこちらはかなりのリスクを伴います。
高額な弁護士費用や裁判費用を用意しなくてはならないことや、パワハラの証拠集めなどの準備も必要です。
資金面や、裁判にかかる労力に問題がなければという手段ですね。

自分に合った環境で働くために

障害のある方にとっては、様々なハンデによりどうしても難しいことがあります。
しかし、少しの理解と配慮があれば、働けるという人はたくさんいると思います。
「障害があるからダメだ」ということではなく、障害があっても努力しながら働いていける環境が増えてほしいと思います。

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ラーメン君

ラーメン君

クラッチという杖を使用している身体障碍者です。 記事を書き始めた頃は、自分が思っていることや、障害を持っていることで経験したことを中心に書いていました。 最近は、自分とは違う障害や病気のことなどを取りあげています。 記事を書きながら、自分自身もいろいろなことを知る良い機会になっています。 少しでも多くの方々に見て頂けるような記事を書きたいと思っていますので、宜しくお願いします。

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