おはようございます。アンドルです。まだまだ残暑が厳しいですが、実際はもうすでに秋です。そして秋といえば、沢山のバッタが活動します。今回は日本のバッタの中でも最大級の大きさを誇るショウリョウバッタについて解説しようと思います。
ショウリョウバッタは日本では全国に広く分布しており、成虫の大きさはオスは50mmほどですが、メスの個体は80mmほどの大きさほどに成長するので、子供の手で捕まえるのは難しいでしょう。体色は緑が多いですが、環境によっては茶色が入った体色になります。体系はトノサマバッタのような長方形型ではなく細長い楕円型です。頭の形も三角形に近い形をしています。


鳴き声はキチキチキチキチと鳴きます。それゆえにキチキチバッタとも呼ばれることもあります。食性は植物性で、主にイネ科の植物の葉が主食です。他に野菜の葉も食べます。キリギリスなどとは違い雑食ではありません。発生時期は幼虫は梅雨ごろに孵化し、沢山のイネ科の葉っぱを沢山食べて七月ごろに成虫として活動します。成虫は11月ごろまで活動しますが、メスの個体は卵を産んだら死んでしまいます。冬は地中で卵の姿で越冬します。ここまで軽く生態を解説しましたが、お察しの方はいるかと思いますがショウリョウバッタは害虫に分類されます。特に野菜や牧草などに被害が多いです。天敵はカマキリやカラス、大型のクモに捕食されます。これだけ大きいバッタでも基本的には食べられる側になってしまうのが自然の恐ろしさですね。
今回は以上になります。ご愛読ありがとうございました。