〇ランキング1位
青函トンネル:青森県津軽半島から北海道渡島(おしま)半島を結ぶ全長53.85㎞の大トンネルです。古くから北方貿易での行き来が多く、近代には青函連絡船がつないできた両岸を結ぶべく、湧水や地質などに注意して掘削がなされました。現在でも「海底トンネル」としてなら世界最長です。
〇主な有名観光地
白神山地:世界自然遺産にも認定されている、広大な現生ブナ林が広がる山地です。林業が古くから盛んな秋田~青森の県境地域においてこの原生林が残ったのは、山が峻険すぎて奥地まで人があまり入らなかったことが大きいです。

出典:写真館│白神山地ビジターセンター│世界自然遺産 白神山地
三内丸山遺跡:青森市郊外にある、縄文時代の拠点集落の遺跡です。出土品も豊富だが、その中には北海道の黒曜石、新潟県の翡翠、岩手県久慈の琥珀などが見つかっており、当時の北方地域のモノと交流を如実に物語っています。

出典:特別史跡「三内丸山遺跡」
〇食べ物
じゃっぱ汁:タラのアラ(捌いた後のひれ・頭などの残り。津軽地方では「じゃっぱ」とも呼ばれます)を野菜・味噌で煮た汁物です。タラは日本海の広範囲や陸奥湾で獲れ、特に江戸時代では津軽藩から徳川将軍家にも献上されたそうです。

出典:鱈のじゃっぱ汁 青森県 | うちの郷土料理:農林水産省
南部せんべい汁:八戸周辺で食べられる、小麦などで焼いた塩味のせんべいを、汁物に入れて食べるものです。南部地方は稲の生育には厳しい冷涼さのため、小麦・雑穀も多く生産されており、この料理のルーツ自体も18世紀の天保の大飢饉のころと推定されています。ただし、現在使われているせんべい自体は、戦後にせんべい汁に合わせるべく開発されたものです。

参考文献:都道府県ご当地文化百科 青森県

