あらすじはこうだ、イギリスの国家サイバーセキュリティセンター(NCSC)のエリート諜報員ジョージは、世界を揺るがす不正プログラム「セヴェルス」を盗み出した組織内部の裏切り者を見つける極秘任務に乗り出す。容疑者は諜報員のフレディ、ジミー、情報分析官のクラリサ、局内カウンセラーのゾーイ、そしてジョージの愛妻である凄腕諜報員キャスリンの5人。ある夜、ジョージは裏切り者の動向を探るべく、容疑者全員をディナーに招待する。食事に仕込まれた薬とアルコールの効果で、容疑者たちの意外な関係性が浮かび上がるなか、ジョージは彼らにあるゲームを仕掛ける。
実在する政府通信本部(せいふつうしんほんぶ、Government Communications Headquarters;略称GCHQ)と英国国家サイバーセキュリティセンター(NCSC)は、英国のサイバーセキュリティーの最高権威機関であり、政府の通信本部(GCHQ)
数ある国家機関(スパイ組織)の中で、一番位に有名なのが007が所属するMI6ではあるが、イギリスにもシギントを担当するインテリジェンスコミニュティーは第2次世界大戦のころから存在し、その組織は政府通信本部(GCHQ)で、ローター式暗号機のエニグマを解読したアラン・チューリング等の数学者等の暗号解読を担当するスペシャリスト達が在籍し、英国に貢献したの後、2016年、サイバーセキュリティの中核を担う専門機関NCSCが誕生した。
主な仕事はサイバーインシデントへの対応と管理。
脆弱性の調査。
国民と企業へのサイバーセキュリティに関する助言と啓発。
重要インフラの防御。
早期警戒システムによる潜在的なサイバー攻撃の通知
登場人物全員が怪しく見える!?スパイ活劇の極致、この騙しあいサスペンスは必見。
主な登場人物は6人、主人公で他の5人を調べる腕利き諜報員のジョージ・ウッドハウス、その妻で同じく諜報員のキャサリン・セント・ジーン、フレディ・スモールズ、ジェームズ・ストークス大佐、情報分析官のクラリサ・デュボース・カウンセラーのゾーイ・ヴォーン医師の6人、他国のインフラ等の核関連施設へのクリアランスできるセヴェルス、マルウエアコンピュターウィルスを盗み出した一人を炙り出す。最初の全員集まって各自罵り合う食事シーン、ジョージとジェームズが二人で釣りをしながらジョージに報告をするシーンや、ジョージを含めた6人がウソ発見器にかけられるシーンなど見どころはたくさんある。
最後に、結局スパイも人間、ロボットやAIじゃないからすごく人間臭いところがこの作品の魅力なのかも?
はてさてスパイという人たちはどんな人たちなのか?普段当たり前だがカーチェイスや銃撃戦などはとても目立つのでご法度の世界でこの映画のパンフレットから一部抜粋すると、仕事のストレスを発散するためにトップシークレット情報を母親にゴシップでも話すかのようにペラペラ喋っていたスパイや、給料に数万円の手当てが付くから外国語の勉強ばかりしていたスパイ、お酒飲むとマウントしたがるスパイ、宇宙人についてのロマンを熱弁するテロ対策チームの拷問責任者だった元スパイもいたそうで、この作品でもそういうちょっとした人間臭さを見つけ出し情報収集や工作を成功させるのに人の弱みを見つけ出し付け込むという技術がある。そして、このドラマに絡んでくるのがこの作品のタイトルにもなった”ブラックバック”である”ブラックバック”とは本来情報集工作などの目的で相手のオフィスや自宅に秘密裏に侵入することを意味する。
いかがでしたでしょう?果たして裏切り者はだれなのか?興味のある方はぜひ劇場へ!TOHO系イオンシネマ系などの劇場で公開中なのでスパイの世界に浸りたい方はぜひ劇場へ、