このコラムを書く理由は、FUEGUIA1833というお店を訪れた時、作品が並ぶ光景とギャラリストの方の説明が美しいことから、涙目になった思い出があったからです。そのお店のコラムを書いてみたいと思ったのが、このコラムたちの始まりです。
◯アルゲン スエニャ-(1)の意味:【アルゲン】スペイン語で誰か【スエニャ】スペイン語で〜のように聞こえる
◯作られた年:Year launched : 2010
◯Collection : Literatura【リテラチュラ】スペイン語で文学
◯Main Aromatic Family : Green
Secondary Aromatic Family : Amazonic【アマゾニック】南米アマゾン地域に関するもの
〈気づき〉
作られた年は2010年と、調香師ジュリアン・べデルがFUEGUIA1833を立ち上げた年に作られたようです。Collection は Literatura、文学ということで、作品の説明が文学のように美しいことから、文学に分類されているのだと思いました。
◯Acorde
Tonic note : Osmanthus【オスマンサス】金木犀、フローラルな香り成分のほかに、アプリコットやモモなどに含まれる甘くてクリーミーな香気ー(2)
(2)

Dominant note : Laurel de la Falda【ローレル】月桂樹、甘くすっきりとした清涼感のある、ほのかな苦みと樟脳のような爽快感が特徴ー(3)【ファルダ】山すそ
Sub Dominant : Patchouli【パチョリ】墨汁のような湿った香り
◯Melodía
Cassis【カシス】フルーティーで少し酸味のある香りが特徴ー(4)
Guava【グァバ】熟すとムスクのような独特の甘い香りー(5)
(5)

Vanilla【バニラ】甘くて上品なイメージの香り、濃厚な香りが特徴で、香水などに使われている場合は「グルマン」系の香料の1つとされるー(6)
Incienso【インシエンソ】お香
Ylang-ylang【イランイラン】フローラル系またはエキゾチック系ー(7)
〈気づき➁〉
フルーティーな香りを主に、パチョリ=大地を思わす香りやお香の香りなど様々な香りを用いており、ある人の生活の身近にあるような香りの材料を含んでおり、フルーティーさを大きく人のぬくもりのような香りが包む様子が窺えます。
◯Historia
Dreams of crystalline landscapes; boundless ivory spheres; whispers carrying the myriad names of water; someone somewhere is closing their eyes and dreaming up something wondrous and new.
結晶の風景に浮かぶ夢。果てしなき象牙の球体。水の名を無数にささやく風。どこかで誰かが目を閉じ、今、新たな奇跡を夢見ている。
◯出典
(1)https://fueguia.jp/collections/perfume-collection/products/alguien-suena(FUEGUIA1833の公式ホームページ)
(2)https://store.belairlab.com/blogs/belair_lab_magazine/kinmokusei?srsltid=AfmBOoqhvUvT7FoJXnM69QYrQHCyaDl5lLvJDR-NNcPLmj65p49BuvR-(ほっとリラックスさせてくれる金木犀ってどんな香り?)
(3)https://www.yomeishu.co.jp/genkigenki/crudem/140626/index.html#:~:text=香りの主成分は,トール」という別名もあります%E3%80%82(芳香で食欲を刺激する「月桂樹(ローリエ)」)
(4)https://media.fits-japan.com/articles/4yl3a5_lq(「カシス」ってどんな香り?)
(5)https://agri.mynavi.jp/2020_06_28_123068/(グアバってどんな果物?)
(6)https://coloria.jp/magazine/articles/0roHf(バニラの香りとは?)
(7)https://www.karumoa.co.jp/suvaliteair/column/iraniran/(イランイランの香りの効果と効能!)
〈感想〉
Historiaによると、この地球のさまざまな事物や現象の一つひとつに人それぞれが感じるものがあり、それを感じられる奇跡についてを表現しているのではないかと思いました。
