むかしむかし私がまだ中学生だった頃、
学校から帰ると、白とこげ茶色のパンダ🐼みたいな猫🐱がいた。
この猫はどうしたのかと聞くと、
その頃父親は酒屋を営んでいたのだが、
配達したお家の猫が子供を産んだからもらったのだという。
そしてこれからお礼にビールを届けるという。
ビールと交換できたそのシャム猫は、我が家の初めての飼い猫となった。
さて名前を付けてあげないと、「吾輩は猫である」になってしまう。
しかし私の心配をよそに、「ガーネット」という名がついていた。
ガーネットとは1月の誕生石で赤い色でして、その猫はどっちかというと
エメラルドのような青色の目をしていたのだが、
誰も反対する事なく「ガーネット」になった。
後付けで言えば暗いところでフラッシュをたくと目が赤く見えるという感じなので
「ガーネット」も悪くなかったようだ。
シャム猫について、Wikipedia情報を一つ紹介します。
シャムはタイ王国原産で短毛種の猫である。
血統登録団体での正式名称は英語読みの「サイアミーズ」だが、
一般には浸透しておらず、「シャム」と表記されることが多い。
さて、我が家の看板娘になったガーネット。
犬は人につき、猫は家につく、というが、
父が店をたたんで家を何カ所か転々しても、
逃げることもなく家族の一員だったが、
17歳で天国へいってしまった。
最期を病院で迎えたため看取れなかったのが、
一生悔いが残る。

