季節にはそれぞれ色彩があると思うが、秋の彩りは格別ではないか。まず紅葉狩りがあるように木々の色合いがアートだ。上空のドローンなどから見ると、無造作に作られたその配色は白いキャンバスに描かれた神による名作の様である。そして街中を歩く人々にもシックな色合いの暖色系の人の交差点の景色は、夏には無い重ね着というお洒落が目を引く。
スイーツも昭和の頃焼き芋屋が売っていたサツマイモは女性のスイーツとなり、たっぷり蜜を含んだお芋は季節を問わず「冷やし焼き芋」という形で皆を虜にしている。夜のイルミネーションは年末を感じさせるパレードの様にクリスマスを想起させ、まるでソリの鈴の音が聞こえてきそうだ。東京都ではプロジェクションマッピングをやっているそうだが、一足早いサンタクロースのギフトとでもいうかのように眩い光が人々の目を楽しませ、秋風を忘れさせる暖炉の様にハートウォーミングにさせる。夏が長かっただけに、少しでも秋を味わいたい。
ハロウィンなどもあるが、私は秋の北海道に行ったことがある。イクラがプチプチと口の中ではじけ、弾力が普段食しているものとは違う。カニの入った鍋などは大きなカニが今にも動き出しそうで夢中になって口の中にほおばる。霧の摩周湖などは幻想的で、広い北海道を覆う蜃気楼の様だ。
話はそれるがディズニーランドの夜のパレードなどはどうなのだろうか。軽妙な音楽にのせて暗闇に光る電飾は、それこそ夢の世界に連れて行ってくれるのではないか。様々な電飾を施した家などがここぞとばかりにキラキラ光っているときもあったが最近少し控えめのような気がする。ビビッドな色合いとシックな色合いは異色のような気がするが、どちらも主張し過ぎず共鳴する。それが秋であり冬の訪れを感じさせる一幕でもある。
一枚の葉がふと肩に落ちてきた。後ろを向くとイチョウで色づく日本大通りだった。CMでよく使われるこの場所も又、私を脇役として引き立たせてくれる映画のワンシーンの季節のかけらでもある。
秋を味わう
スターゲート
プロ野球観戦と、カラオケを歌うのが大好きな私は、本を読むのも趣味で主に新書コーナーに足繫く目を通しに行きます。今、一生懸命スマホやパソコンを勉強しています。表現力を磨いてどんどん発信していこうと考えています。【努力に勝る天才は無し】この言葉をモットーに精進していきます。皆さんどうぞ温かい目で見守って下さると幸いです。宜しくお願いします。
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