2025年12月 日常生活アウトプット系コラム・映画編 愛及屋烏
劇場版「風都探偵 仮面ライダースカルの肖像」
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スカルの肖像 映画での追加要素
鳴海荘吉(吉川晃司)の主題歌「似合う男になれ」。
ビギンズナイトのボスとして、オーシャン・ドーパントの追加。
オーシャン・ドーパント戦でW-B-X 〜W-Boiled Extreme〜が挿入歌に。
フィリップ×鳴海荘吉が変身した場合のWの『サイクロンスカル』の描写。
風都の女
『仮面ライダーW』並びに『風都探偵』は「探偵物」に当たる作品なのだが、 この手のジャンルのお約束として、美人や悪女といった、非常にアクの強い女性キャラクターを登場させる傾向がある。その例に倣い『仮面ライダーW』も悪女が多数登場しており、なおかつ作中で起こる様々な事件の真犯人や引っ掻き回し役の多くが女性であった為、結果的に「女性ゲストキャラ=悪女」という認識を視聴者に植え付けてしまう。
そこに加えて、該当する人物の多くが物語の舞台となる風都を出身地としていた事からいつの間にか「悪女」及び「碌でもない女」という意味を指す「風都の女」というスラングへと派生。これにより、以降に制作された仮面ライダーシリーズ作品はおろか、様々な作品で悪女が登場する度に「風都の女」と言われてしまう様になってしまった。
なお、仮面ライダーWでは鳴海亜樹子やリリィ白金、クイーン&エリザベスコンビといった翔太郎とフィリップに対して協力的な女性も登場するのだが、それらの出身地は風都では無い事が多い。
何故、風都にヤバい女が多いのか? その理由として、スカルのエピソードで登場したスパイダー・ドーパントの存在が挙げられる。 と言うのも、コイツの能力が「最愛の者に触れると『相手が』爆発する子蜘蛛」を植え付けるモノだったからである。 つまり「リア充爆発しろ」を体現したドーパントなのだ。 この為、「風都のマトモな女性は大体爆死している」説が浮上したのである。
風都のガイアメモリ購入者の第一号であった、スパイダー・ドーパントはスカルに倒され「風都でライダーに倒された最初の怪人」となった。
しかし、メモリがブレイクされても子蜘蛛の能力は消えず、荘吉は一番愛する娘=亜樹子に触れる事ができなくなってしまった。 これが、彼が家族の元に戻れなくなった理由でもある。
スーパーロボット大戦Yへの参戦
シーズンパス「DLC1」で『銀河旋風ブライガー』、『THE ビッグオー』と共に追加参戦。
アニメ版なので、変身前の登場人物も顔出しで登場する。
劇場版名義での参戦だが『風都探偵』の要素も含んでおり、 劇場版中に登場しなかった、仮面ライダーアクセルやロード・ドーパントも登場する。しかし、『風都探偵』本編に登場したWとアクセルの最強フォームは未登場で本作と『風都探偵』の明確な基準は不明。劇中での登場縛りなら、そもそもWが変身したのは、サイクロンジョーカーとファングジョーカーのみである。
派生作品であり、SRWへのヒーローアニメ参戦の実績自体も既に多いとはいえ、仮面ライダーのスパロボ参戦は多大な反響を呼んだ。 また、劇場公開から1年に満たないタイミングでの参戦発表と家庭用機では久々のスピード参戦となる。
風都探偵を含む、DLC①の参戦組は異世界(並行世界)来訪系では無く、スパロボY世界の出身である。
つまり、混沌としてるY世界に風都やパラダイムシティ、ウエストJ区9番地の存在が確定してしまった事を意味している。
翔太郎達は現地人だが、流石に荘吉は故人なので、別次元(過去時間)からの登場である。スパロボY世界出身ではある模様。 娘の結婚相手(照井/仮面ライダーアクセル)との遭遇は流石に驚いていた。
また、彼らのメインシナリオにおいて、スパロボオリジナルの女性キャラクターが登場するのだが、これがあまりにも解像度の高い『風都の女』であると、話題になった。
名前がリア・クライエ(Liar Client)※なので、さもありなんという感じだが。
※白い帽子にドレスを身に着けた女性。 「シルクハットの老紳士」なる人物を探しており、 コズモレンジャーJ9、ロジャー・スミス、左翔太郎(鳴海探偵事務所)ら複数の人物に捜索(or自身の護衛)を依頼している。
お淑やかな貴婦人といった風貌で、何者かに命を狙われエーアデントに避難してきた。キャラデザは風都探偵準拠、笑顔が実に風都の女している。
後述
映画は120点、スパロボ参戦はシナリオは良いが微妙に武装が物足りない、という感じ。どちらにしてもツダケンおやっさんがあまりにもメロい。 そもそも、吉川晃司の時点でカッコ良過ぎではあるのだが。
END.
