※この作品は人との関わりや多様性を大切に描いたものですが、病気や障害に関する話題が含まれます。ご自身の状態に合わせて、無理のない範囲でお読みください。

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はじめましての方ははじめまして。こんにちはの方はこんにちは。「penelope」と申します。今回は、黒柳徹子さんの自叙伝を原作とした映画作品「窓ぎわのトットちゃん」を紹介します。
本作は2023年12月にテレビ朝日開局65周年として制作されました。原作小説である「窓ぎわのトットちゃん」は世界累計発行部数が2500万部を超え、ギネス世界記録にも登録されている名著です。また、映画のナレーションは黒柳さんご本人が務めています。
「問題児」のトットちゃんとトモエ学園の出会い
物語は、問題児として小学校を退学処分になった少女・トットちゃんがトモエ学園という新しい学校へ通うところから始まります。トモエ学園は教室は電車になっていたり、好きな教科を好きな順番で学べたりと、一般的な学校とは大きく異なる自由な校風をしています。
出てくる登場人物(特に大人)は皆心優しく、特に小林校長先生が人格者で、彼はトットちゃんのコロコロ変わる話を「全部」終わるまで聴いてくれます。その環境のお陰で、普通の学校では浮いていたトットちゃんも無事馴染む事ができました。
小児麻痺のある少年・泰明君との交流
学校生活の中で、トットちゃんは小児麻痺があり、片方の手足を自由に不自由のある泰明君と仲良くなります。
泰明君は、自身の身体の状況を理解しており、他の子供達が運動をしている時間には、本を読んで過ごすことが多い少年でした。
そんな彼を見たトットちゃんは、夏休みに泰明君を連れ出し、一緒に木登りをしたり、プールでは水に入ることを勧めたりします。
特に印象的なのはプールのシーンで、水の中では身体が軽くなり、自由に動かせるようになる泰明君の感覚や心情を、美しいアニメーションで表現しており心を打たれます。
トットちゃん視点から描かれる第二次世界大戦
物語の後半では、第二次世界大戦が始まった日本の様子がトットちゃんという無邪気な少女視点で描かれます。
少女の視点であるため、戦争の悲惨さは直接的に描写されるの僅かです。ですが、裕福だったトットちゃん一家の食事が配給によって制限されたり、子供達のお弁当の中身が次第に疾走担っていったりと、戦争という非日常が日常を蝕んでいく様子が丁寧に描かれています。
トットちゃんの明るさ、無邪気さとそれと呼応するように色鮮やかかつ豊かなアニメーションの表現が非常に合っており、視覚的に楽しい作品となっています。気になった方は是非観てください。
