何回先生を代えただろうか。高校二年生位までピアノのレッスンを5,6回先生を代えて受けたような気がする。幼稚園の時にエレクトーンを習ったのが最初だと思う。それから小学生の時、クラスメイトが通っているヤマハ音楽教室に通い始めた。その頃ピアノを購入し、部屋に運ばれてきた。そこの店主が「乙女の祈り」を軽やかに弾いてくれた時に、親とこの曲を弾ける様になるまで頑張ろうと目標にしてきた。
まず「バイエル」という教本だったと思う。上下巻あってなかなかの年数をかけて制覇した。その後「ブルグミュラー」という本を途中までやったと思う。それまでに発表会で連弾をしたり曲の内容を全て忘れて頭が真っ白になった事もある。舞台の袖から先生が一生懸命小さく手拍子しながらメロディーを口ずさんでくれたことも覚えている。自分の番が終わった後、家族の前で号泣した。
その後もプロになる為の大学に入る人に教えていた個人レッスンの先生がいて、暗くなる時間に先生の自宅に通ったが前の人がスパルタのレッスンを受けた後、私のレッスンの時に急に先生が優しくなる。私は素人向けレッスンだったので音大に通うというのはこれだけ厳しいものなのだな、という事を強く実感した。
最後に発表会で披露したのが「クシコスポスト」という運動会でお馴染みの曲。曲の展開が速くミスタッチが多かった。その曲がビデオ映像で残っている。「格好つけてたなあ」と当時を振り返って思い出す。最後に挫折したのが「トルコマーチ」。これも曲のテンポが速くって何回弾いても上手にならなかった。
しかし、その曲に挑む前、自分で楽譜のピースを買ってきて念願の「乙女の祈り」にチャレンジした。意外にも弾けた。昔、店主が紡いだメロディーと同じ曲を自分が弾いている。妹が「お兄ちゃん弾けるじゃん」と驚く。母が大喜びして聴いている。目標にしてきた夢が現実になった瞬間だった。
今でも実家にピアノは置いてある。ただ現在は又、弾くのが難しくなった「乙女の祈り」。でもその旋律は今も家族と共に若かりし日を思い出す様に流れている。
もしもピアノが上手なら
スターゲート
プロ野球観戦と、カラオケを歌うのが大好きな私は、本を読むのも趣味で主に新書コーナーに足繫く目を通しに行きます。今、一生懸命スマホやパソコンを勉強しています。表現力を磨いてどんどん発信していこうと考えています。【努力に勝る天才は無し】この言葉をモットーに精進していきます。皆さんどうぞ温かい目で見守って下さると幸いです。宜しくお願いします。
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