毎度皆様こんにちは。
今回は物語世界の「現実」とキャラクターの行動原理について考えていきたいと思います。
そもそも何故創作において「現実」が必要なのでしょうか?
折角の創作なのだから不都合や悩みの種など入れたくないし考えたくもない。
そう考える人も多い筈。
しかし物語において都合のいい展開とは「何の変化も無い」ことです。
そこに胸躍る冒険や主人公が乗り越えるべき試練もありません。
何を望まずとも満たされて何に悩むこともなく漫然と日常を送る主人公。
その平坦な時間経過に物語としての楽しみも生まれないでしょう。
どうしてか?
読者や視聴者は主人公が自分の判断や決断で自分の運命を変えていく事を望むモノだからです。
読者や視聴者は日頃から自分には変えられない不都合や不満を抱えて生きています。
ですから物語の中で主人公やメインキャラクターが自分と同じように悩み苦しみながらも問題を解決していくことに対して共感を得て創作の世界での日常を楽しめるのです。
そして主人公が対面する「現実」に説得力や納得感があるのも大事なポイントですね。
自分しか手を差し伸べることができない追い詰められたヒロインを救う主人公。
自分しか守ることのできない日々の平和の為に戦う主人公。
そういった主人公が倒すべき「現実」の解像度が高いほど読者や視聴者は目を見張ってあなたの物語に没入してくれることでしょう。
そこでもうひとつのポイント、「キャラクターの行動原理」について触れておきましょう。
主人公やメインキャラクターの魅力の主成分となる「行動原理」。
ここがブレていては物語の展開はぼやけてしまい白けたモノになってしまいます。
いざヒロインを助けようとして正義感を燃やしても強力な敵役に対して迎合してしまったり、
仲間のピンチに際して急に合理的判断で自分だけ逃げてしまったり。
こういった自己矛盾を出してしまうと「なんだよコイツ」となり物語に対しての信頼性は崩れてしまいます。
そうなると「もうコイツは期待に応えてくれないかもしれないし面白くもならなそう」という所感を読者や視聴者は抱いてしまうでしょう。
その後その人が次のページをめくってくれることは無いと思います。
ではどういうバランスで行動原理を組み立てていくのがいいのでしょうか?
私の考える主人公の理想的行動原理は「現実は変わってしまったけど自分の思いや気持ちは迎合しない!」というところに収束すると考えます。
仲間やヒロインのピンチの際に自分なりの覚悟を持って立ち向かう主人公、
仲間たちの日常を守る為に強大な敵や敵組織と戦う覚悟を決めて一歩踏み出す主人公。
そこには読者や視聴者を引き付けるドラマが生まれ、娯楽として命が吹き込まれる要素であると私は考えます。
さああなたの生み出す主人公はどのような苦難や困難を打ち倒す存在ですか?
決意や覚悟を持って踏み出す世界にはどのような日常が広がっていくのでしょう?
その想像の元にあなただけの胸躍る日々が広がっていくオリジナルな物語の原型が形作られます。
是非そのとっかかりからあなたならではの舞台を始めていってください。
最後までありがとうございました。
