飼い主が出来る、ペットの最期を看取るまで

動物を飼っている方なら誰しもが通るもの。それは

「死」

実は、この記事を書いている私も、つい昨日愛猫が虹の橋に逝ってしまいました。

そんな私の愛猫の異変に気付いてから、亡くなるまでのお話しを書こうかと思います。

愛猫の名前は「モクレン」。享年14歳でした。

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14年も生きれば大往生だと思うかもしれません。しかし、私はまだまだ一緒に生活を共に出来ると思っていました。

それが、故に人間のエゴなんですよね。

彼は2歳の時、腎臓病を患い「短命かもしれない」と、獣医さんに言われました。

当時中学生だった私は、かなり落ち込みました。どうしたら、彼を救えるのか・・・

そこで、私は「獣医師」になろうと、必死で勉強しました。

しかし、私の持病が悪化し獣医師になることは無謀なことになり、考えに考え、

「動物看護師」になるべく、専門学校に通って勉強しました。

彼は、短命と言われても何の苦しみもなく、生き抜いてきました。

亡くなる数日前まで、必死にシリンジから流動食を食べていました。

私の中では「モクちゃん、あと数か月生き抜くかもしれない」と、期待しました。

しかし、母曰く

「老衰だから、もう体が栄養を吸収出来ないから、流動食を止めよう」と、

亡くなる4日前から流動食を止めました。しかし、彼は強かった。

もう、自分では頭を上げる力もないのに一生懸命に流動食のお皿に顔を持っていきました。

母と泣きながら

「モクちゃん、まだ生きたいね。しんどかったら良いんだよ!」と、亡くなる前日まで

流動食を食べました。

モクちゃんには失礼だけど、私と母は毎日泣きました。涙が勝手に流れるんです。

ですが、今まで飼ってきた猫や犬を老衰で看取ったことがなく、初めての老衰のモクちゃんに何が出来るのか・・・、考えたのは

・温かいタオルで体を拭いてあげる

・食べやすいように流動食は温めてあげる

・ベッドを日向に持っていき日光浴をさせてあげる

・シリンジで少しづつ栄養を付けさせる          etc

母が、一生懸命に考えてくれました。しかし、段々モクちゃんも辛くなっていくのです。

亡くなる前夜。今まで、聞いたことのないような声で、モクちゃんが鳴きました。

慌てて見にいくと、彼は床で痙攣していました。

すぐに態勢を変えましたが、何度も、何度も、繰り返し痙攣は襲ってきます。

そのたびに大声で

「モクちゃん!モクちゃん!大丈夫だよ!!!お姉ちゃん傍に居るから! 一人じゃないよ!モクちゃん!お姉ちゃん、いるから!安心して!」

何度も、何度も叫びました。叫ぶたびに、モクちゃんは苦しそうに目を開いたり

ブランケットに噛みついていました。

翌朝、母とモクちゃんの確認をしに行ったときには、息を引き取っていました。

穏やかな顔つきで、苦しみなく逝けたようです。

体を拭いてあげ、何度も「頑張ったね、虹の橋で待っててね」と、声を掛けてあげました。

モクちゃんは、シャイなので頭を撫でさせてくれませんでした。

なので、箱に入れたモクちゃんを撫でてあげました。

「いい子、いい子」と、良いながら。少し、モクちゃんが笑ったように見えました。

午後3時に、火葬場でお骨にして頂きました。

私がお世話になった火葬場はお焼香をあげて扉の奥で火葬をします。

職員さんから

「ご家族の最期のお別れです。どうぞお別れしてください。」

落ち着いた声が胸に響く。私は、最期に

「ありがとう。また、来世で会いましょ!」と、涙を必死に堪えました。

30分程で火葬は終了し、お骨になったモクちゃんと対面。

火葬後、お骨が取りやすいようにここの火葬場ではあらかたお骨をまとめてくれました。

お骨になったモクちゃんを連れてゆっくり、ゆっくり家路に着きました。

因みにお世話になった「名取市斎場」さんでは、20kg未満だと市内に住む方は

6000円。それ以外では12000円でした。

色々な事情から、お骨を持って帰れない場合は、外の合同墓地に入ることになるそうです。

名取斎場さんは、半分は人間用、別入り口から入ると動物火葬というシステムになっています。

最後に、誰にでも死は来ます。それまで、何が出来るか、何をするかです。

小さな家族に何が出来るかを考えれるのは、あなたです。

私はいつだって「悔いのない死を」と、思いますが、そんなの無理です。

いつだって後悔してしまいます。

もっと、こうしたらよかったのに・・・、病気の発見が遅れたのは私のせい・・・

でも、小さな家族は「想ってもらう」事だけで、幸せと呼べるかもしれません。

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水鈴

初めまして!水鈴と申します。主に、ライティングをしています。 内容は、動物の事、自分の好きな音楽、病気のことまでマルチに 活動していきます。宜しくお願いします。

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