先日、今年最後の月蝕が全国で観測された。
夜空に満月の98%が欠ける天体ショーが繰り広げられた。
月蝕とは地球が太陽と月との間にはいり、地球の影が月にかかる事によって月が欠けて見える現象の事である。
当然のことながら、月が本当に無くなる訳ではなく、地球の陰に隠れてしまうということである。
月の満ち欠けは毎日、少しずつ行われており、それが、数時間で観測出来るのが「月蝕」である。
人の心の満ち欠けも毎日、感情という形で起こっており、それは当然で自然なことなのだと思う。
だったら、自然に行われることなのだから、それを当たり前に受け入れ自分の動きを止めなければ、又、心に陽ざしが戻って来るのではないかと思いながら「月蝕」を観る私であった。