2022年1月 楽しかった海外ドラマをご紹介 愛及屋烏
『キャッスル 〜ミステリー作家のNY事件簿』(S1.2009~S8.2016)
四六時中、殺人のことを考えている人種は二種類。 殺人者かミステリー作家。俺は稼ぎの良い方。
物書きの大半(自分を含む)より、プロの殺し屋の方が稼いでいるとは思うが。
自序
面白い作品が一挙放送しているとつい、追っかけてしまう事がないだろうか? 入院中に視聴する機会があり、それから本格的に追っかけ対象になりました。 作品自体は既に完結していて、週末に二か国語版で一挙放送しているので、それを視聴中。
作品概要(解説)
ミステリー作家のリック・キャッスルは、超売れっ子の人気作家。
だが、彼は自分の成功に飽いており、長期シリーズ作品を主人公の死という形で終了させた。次回作の構想もまとまらず意気消沈気味のある日、彼の小説を模倣した殺人事件が発生。
事件と、彼に事情聴取を行ったニューヨーク市警の女性刑事ケイト・ベケットに興味を持ったキャッスルは捜査への協力を申し出る。
事件解決後も彼はベストセラー作家として様々なコネを使いオブザーバーとして無理矢理ベケット達の捜査に加わっていく。
作品要素(感想)
一般的なクライムサスペンスとして傑作である。だが、それと同時にジャンルに輝く『コメディ』の四文字は伊達ではなく、海外ドラマ特有のブラックジョークとは違った、良質な笑いが堪能できる。
吹き替えと翻訳の妙も中々だ。軟派でお調子者だが、推理力抜群のキャッスル&切れ者美人刑事ベケットとのバディ物であり、徐々に進展、迷走していく二人の恋愛物としても楽しめる。
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