2022年2月 楽しかった海外ドラマをご紹介 愛及屋烏
『PERSON of INTEREST 犯罪予知ユニット』(S1.2011~S5.2016)
Continuation from last page. 02-2
これでいい、これが俺の仕事だ。あんたに拾われて仕事をもらった、生きる目的を。それ以来俺はずっと必死で世界を救おうとしてきたが、一度に一人ずつ助けたって変わりゃしない・・・だが気づいたんだ、たった一人でも救えれば、それでいい・・・十分だ。
リース、最後の任務。最期の言葉。(S5 #13)
おススメの名エピソード(推薦)
S1 #1「序章(pilot)」
全ての要素が揃っていたと唸らせる第一話。おおよそは前述したので続きから。
フィンチは街を歩いている女性を指差し、彼女の名前は「ダイアン・ハンセン」で間もなく犯罪に巻き込まれると話を始めます。
ハンセンが犯罪の被害者か加害者か分からないが、ハンセンを尾行して犯罪を未然に防ぐことをしないかと問いかけます。
しかし、リースは金持ちの道楽には付き合いきれないと断るリース。
安宿に落ち着いたリースだったが、電話のベルで目を覚ますと、自分がベッドに手錠で繋がれていることに気が付きます。
その時、隣の部屋から女性の悲鳴が聞こえて来て、リースは隣の部屋のドアをけ破りますが、そこにはフィンチが座っていました。
女性の悲鳴は録音テープのもので、この女性は3年前に殺害されたとフィンチは説明し、君ならばこのような被害者を救うことが出来るとリースに迫ります。リースが元恋人を救うことが出来なかったことを持ち出し、今危機にある検事のハンセンならば助けられると決断を迫ります。
納得したリースはフィンチの隠れ家へ向かうと、壁一面に社会保障番号が。
これは何かを尋ねると、犯罪に巻き込まれて助けられなかった人々の社会保障番号だとフィンチは寂しげに語ります。
早速ハンセンの監視を始めたリースは、ハンセンを狙う人物を同僚のウィーラーとポープという麻薬がらみの犯罪者に絞り込みます。ハンセンが担当するポープの裁判を傍聴したリースは、証言台に立ったファスコ刑事とハンセンが密かに話をしている姿を見て怪しいと感じます。
裁判後、拘置場にいるポープの元を訪れたハンセンは、ポープが真犯人でなく黒幕が後ろに居て、ポープの弟マイケルが事件の真相を知っていることを聞き出します。
このやり取りを盗聴器で聞いていたリースはマイケルが狙われると考え、マイケルに接触したリースはマイケルにGPSを仕掛けることに成功します。
やがてマイケは誘拐されますが、GPSを頼りにマイケルを救出したリースは、事件の黒幕が警察官であることを知ります。(この時使用した銃器は電車で絡んできた若者達の銃取引現場から、制圧の上で強奪)
真相はスティルスという刑事は麻薬捜査官で、現場から麻薬と取引の現金を盗み、ファスコが犯人をでっち上げて裁判で証言していたのでした。
その後、ポープが拘置所で殺害され、それを知ったリースはハンセンが危ないと感じます。
ハンセンの携帯を盗聴していたリースは、ハンセンが何者かに呼び出されて事を知り、その場所へ急行します。
しかしその場所で、ハンセンが事件の真相に気付いたウィーラーを始末するように刑事に指示している場面に出くわします。
ハンセンは被害者ではなく、この事件の黒幕だったのでした。
しかしその時、リースは頭に銃の感触を感じます。
背後からファスコ刑事に銃を突き付けられたリースは車で連行されますが、車のハンドルを奪って車を横転させます。ファスコに人を殺したらば、お前を殺すと言い残して、ファスコの防弾チョッキ目掛けて銃弾を撃ち込みます。
スティルスは関係のない人間を捕まえて、ウィーラーを狙うように脅迫しますが、間一髪でリースがウィーラーを救います。
スティルスを捕まえ、ファスコの銃で殺害したリースは、ファスコ刑事に死体を始末させ、裁判で熱弁を奮うハンセンの前で、ハンセンがウィーラーを殺害するように指示を出したテープを流します。
全てが終わり、どのように犯罪に巻き込まれる人間が分かるのかを聞くと、フィンチは「マシン」についての経緯を話し始めます。
後述(感想)
監視カメラのクールな映像描写から感じ取れる、圧倒的なマシンの性能。
逆転する被害者、加害者のストーリー上のどんでん返し。
派手なアクションで魅せるリースの戦闘力。垣間見える過去。
リースの追求を徹底的に躱す、異常にも見えるフィンチの秘密主義。
自分の銃でスティルスが殺害された上、死体を始末させられる、ファスコ。
スーツの男の追跡を始める、できる女感の凄いカーター刑事。
初回から、そう上手くはいかないぞ?と視聴者に見せつけるような、最高の一話に引き込まれる人が多かったんだなと、数字になると実感させられる。
END.