2022年4月 楽しかった海外ドラマをご紹介 愛及屋烏
『NUMB3(E)RS 天才数学者の事件ファイル』(S1.2005~S6.2010)
自序
お手軽に楽しめる一話完結のクライムサスペンスはありがたい。
シリーズ通してとか、とんでもない巨悪とかは少な目のあっさりスタンス。
それでいてガチな数学描写は勉強になります。
作品概要(解説)
ロサンゼルスで起こった、連続レイプ殺人事件を捜査するFBI特別捜査官のドナルド・エプス(愛称:ドン)
相棒の女性捜査官テリー・レイクや新人捜査官デビッド・シンクレアと共に犯人逮捕を目指すものの、捜査は行き詰まってしまう。
そんな中、新たな被害者が現れ、犯人逮捕は一刻を争っていた。
帰宅したドンに、天才数学者である弟のチャーリー・エプスが、これまでの犯行現場の履歴に数学的方程式を適用することによって犯人の活動拠点を突き止めることができると提案する。
そして、ドンはチャーリーの助けを借りることに……。
そんなドンとチャーリーの姿を見た父のアランは、2人の協力関係を嬉しく思いながらも、彼らが持ち合わせるライバル心がいつかトラブルを引き起こすのではないかと心配する。
また、チャーリーの大学の同僚である物理学者のラリーも事件に執着するチャーリーに洞察を提供しながらも、FBIビジネスに現を抜かしていないで研究に専念するよう助言する。
一方、チャーリーの教え子であるアミタは助手としてチャーリーの捜査を献身的にサポートする。
作品要素(解説)
熱心なFBI特別捜査官のドン。
幼い頃から兄を感心させたいと必死の天才数学者の弟チャーリー。
2人の兄弟は、難解な刑事事件に独特の視点で挑む。
経験豊かな捜査官ドンが動かぬ事実と証拠にフォーカスするのに対し、南カリフォルニア工科大学の数学の教授チャーリーは数学的確率と方程式の世界で考える。
FBIである兄のドンが追う事件に弟のチャーリーが協力しながら、一方で大学や私生活で起こった数学だけでは解決できない友人や恋人、家族の問題に向き合っていく構成。
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