海外ドラマ見聞録 #10-1

2022年11月        楽しかった海外ドラマをご紹介     愛及屋烏

コールドケース 迷宮事件簿』(S1.2005~S7.2012)

凍り付いた事件、時の流れが、それを解かす。

当時の名曲が、鮮やかに時の流れを浮かび上がらせる。

自序

日本のドラマの「おみやさん」が好きだったので同系統という事でハマったクチだが、何より曲と演出が素晴らしい。

作品概要(解説)

フィラデルフィア市警殺人課の刑事リリー・ラッシュ。

彼女の元にボニータという女性が通報をしに訪ねて来て、彼女が勤めていた屋敷でジルという少女が殺されるのを目撃したと話す。

それは27年前の未解決事件のことだった…。

リリーは、この事件の再捜査をすることになり、被害者の母親や、被害者の当時の恋人などに聞き込みを開始するが、彼らは事件のことを話したがらず捜査は難航する。

何とか過去の事件を解決したリリーは未解決事件専従捜査班という、新たな立場でコールドケースに関わっていく事になるのだった。

作品要素(解説)

一話完結で、例外を除きストーリーは完全にパターン化されている。

事件前(数年前から数十年前)の被害者とその周辺の様子。

(当時のヒット曲がBGMで流れる)

事件が発生。暗転し被害者の死体のアップ。

解決されないまま箱が未解決事件の棚にしまわれる。

(事件が発生した時代によってはファイルや、ケースに詰められた捜査資料)

現在。とあるきっかけで事件が動き出し、再捜査が開始。

(⇒オープニングクレジット)

事件の再捜査。主に関係者の聞き込みで進む。

関係者の証言から複数の回想シーンが流され、この際必ず当時のヒット曲がBGMとして流される。

動機を持つ関係者が容疑者として浮かび上がるが、証言や新たな証拠により二転三転する。

事件が解決。(クロージングシーン)

同じく事件当時のヒット曲をバックに犯人が連行され、

事件の当事者たちのその後が一切の台詞なしにかなりの長時間描かれる。

その場にいないはずの被害者が在りし日の姿で一瞬姿を現す。

被害者は喜びの表情でリリーやチームの面々、

或いは家族や恋人に感謝の眼差しを送り、消える。

捜査官の一人が「closed(解決)」と上書きされた箱を棚にしまう。

(その後暗転⇒エンドクレジット)

ドラマとして、整った様式美が美しい。

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愛及屋烏

ゲーム好き、小説好き、アニメ好き、三役揃いの物書きの端くれ。 ピンチに陥っても、それはそれで気楽にやるタイプ。 ●好きな言葉:続編・クロスオーバー・オールスター・アンサーソング・データ引継ぎ ●好きなゲーム:DQ・軌跡&イース・スパロボ・ゼルダ・神宮寺・逆裁・ラチェクラ ●好きなサブカル:ロボ全般・特撮全般・少、青年誌系 ●好きなドラマ:科捜研・相棒・CSI・キャッスル・十津川警部・赤い霊柩車 ●利用ソシャゲ:へプバン・ギアスロススト・Dr.STバトクラ・シンフォギアXD・スパロボDD・うたわれLF・ギター少女・勇者の飯 ●経歴:宮城出身、30代、なろう出版経験有 ●現在:脳梗塞療養にともないリハビリ&失業中

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