新シリーズ『昭和のかがやき』へようこそ!
今回のテーマは「昭和の買いもの」です。 ネット通販や大きなショッピングモールがなかった時代、買いものは家族みんなで出かける最高のお楽しみイベントでした。
活気あふれる商店街や、夢のような場所だったデパートでの思い出を振り返ってみましょう!
1. カゴを持って夕方の商店街へ
昭和の日常の買い物といえば、地元にある「商店街」でした。
お肉屋さん、魚屋さん、八百屋さん、お惣菜屋さん……。それぞれの専門店が軒を連ね、夕方になると夕飯の買い出しに来た人たちでごった返します。 「いらっしゃい! 今日はいいマグロが入ってるよ!」「お姉さん、これオマケしとくね!」なんて威勢の良い声が飛び交う店内。店主とのちょっとした会話を楽しみながら買っていくスタイルでした。
コロッケ屋さんから漂う揚げたての香ばしい匂いに誘われて、揚げたてのコロッケをサクサクと買い食いするのも子供たちの楽しみでした。
2. 特別な日のお出かけ! 夢の「デパート」
日曜日や祝日、家族みんなで余分におしゃれをして向かうのが「デパート(百貨店)」でした。
一歩足を踏み入れると、そこはまるで別世界。エレベーターガールが丁寧なお辞儀と美しい声でフロアを案内してくれ、エスカレーターに乗るだけでもワクワクしたものです。
おもちゃ売り場には最新のゲームや人形がずらりと並び、子供たちにとってはまさに天国のような場所でした。
3. 屋上遊園地と、大食堂のお子様ランチ
デパートの買いもののハイライトといえば、なんといっても「屋上遊園地」と「大食堂」です。
屋上にはコインを入れて動く乗り物や金魚すくい、小さな観覧車まであり、青空の下で子供たちが歓声をあげて駆け回っていました。
そしてお昼時になると、家族で大食堂へ。食券売り場でプラスチックの食券を買い、テーブルでワクワクしながら待つ。運ばれてくるのは、日の丸の小さな旗が刺さった「お子様ランチ」! チキンライス、ハンバーグ、プリンが乗った一皿は、昭和の子供たちにとって最高のごちそうでした。
おわりに
今の買いものは、ボタンひとつで届いたり、何でも一箇所で揃ったりと本当に便利になりました。
でも、昭和の買いものには「出かけること自体の胸の高鳴り」がありました。
人と人との温かいやり取りがある商店街や、家族みんなで特別感を味わったデパート。買いものをした商品だけでなく、家族で過ごしたあたたかな時間そのものが、素敵な思い出として残っていた時代だったのです。
