2022年4月 楽しかった海外ドラマをご紹介 愛及屋烏
『CSI:マイアミ』(S1.2002~S10.2012)
「燃えろ、全部燃えちまえ」 「お前の人生を滅茶苦茶にしてやってもいいんだぞ?」 「もし嘘だったら、八つ裂きにしてやる」 「嘗めたマネを許すのはこれが最後だ」 「お前のような蛆虫を終身刑にするのが俺にとっての究極の快感だ」 「州検事なんかクソ食らえだ」
名台詞が強すぎる(汗)
自序
CSIシリーズでは事件発生後の『一言』(捜査前に気の利いた台詞→OPに突入)が好きなのだが、CSIマイアミだと特にホレイショ・ケインの台詞がカッコいい。
含蓄やウィットさではベガスのグリッソムの方が個人的には上だと思っているけれども、皮肉や台詞の圧ではホレイショに軍配。石塚運昇さんの吹き替えの補正も多分にある。
作品概要(解説)
アメリカ屈指のリゾート都市マイアミ。
観光地としての華やかな顔と、凶悪事件が多発する大犯罪都市としての、ふたつの顔を持つこの街を守るのはマイアミ・デイド郡警察。
そのCSIチームは、現場に残されたわずかな証拠を科学的に分析し、犯人や身元不明の被害者を割り出し、事件に隠された真実に迫る。
常に冷静沈着なCSI主任ホレイショ・ケインとチームメンバーが、日々奮闘し凶悪犯罪の謎を解いていく。
CSI:科学捜査班のS2#22「ベガス-マイアミ合同捜査」において、ベガス署CSIチームがベガスで発生した強盗殺人・幼児誘拐事件の捜査のためにマイアミを訪れるエピソードで、マイアミCSIチームが初登場。
スピンオフとしてのシリーズ開始の顔見せエピソードだが、チーフであるホレイショの子供や女性等の弱者に対する限りない優しさと、犯罪者に対する徹底的なまでの冷酷さが垣間見える。
作品要素(解説)
きらびやかな砂漠の街ラスベガスの本家と比べ、こちらはマイアミの青い空と海に囲まれた爽やかな楽園とも思われる風景が、凶悪犯罪をより一層盛り上げる。
他シリーズと特徴を比べるとマイアミという舞台の地理的特色を生かした海上捜査やハリケーン等の自然災害、ヒスパニック系住民(キューバからの不法移民等)に関わる人種問題、エバーグレーズ国立公園と生息する凶暴な生物(ワニ、ピューマ)の存在などが挙げられる。
ベガスCSIが科学者としての色が強いのに対して、マイアミ編・ニューヨーク編のCSI捜査官達は銃を所持する、いわゆる刑事。
そのため、両作ともラスベガス編に比べて銃撃戦などのアクション・シーンが多い。
特にマイアミ編では、主人公格であるホレイショ・ケインの”元爆発物処理班”というキャラクターを上手く生かしてか、派手な炎上・爆破といったダイナミックな演出がよく用いられる。
カーチェイスやボートチェイス、津波が描かれているエピソードもある。
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