原作 コナン・ドイル
初登場 『緋色の研究』(1887年)
挿絵 シドニー・パジェット
ホームズを演じた俳優・・・たくさんいますが、
『ジェレミーブレッド』が有名です。
【ホームズについて】
本名・・・シャーロック・ホームズ
家族・・・兄のマイクロフト・ホームズがいます。
身長・・・6フィート(183cm)
容貌・・・痩身、とがった鼻、突き出た顎が目立つ
トレンチコート・・・作中で着用した記述は無く、
挿絵のシドニー・パジェットのイラストのみ
相棒・・・ジョン・H・ワトスン
住居・・・ロンドンのベーカー街221Bにて、
ワトスンと同居している。
ライバル・・・ジェームズ・モリアーティ教授
【推理小説が趣味です】
私は、赤川次郎さんから始まって、推理小説を読むのが趣味です。
推理小説家の考える、トリックと犯人との駆け引きはとても面白いです。
数ある中から、まずは『シャーロック・ホームズ』を紹介したいと思います。
翻訳によって、登場人物の名前など表現に若干の違いがあります。
ご了承下さい。
≪おススメのお話の紹介≫
【ボヘミアの醜聞について】
〇ホームズが、唯一『負けた』事件になります。
〇依頼主は、『ボヘミア国王』
〇ボヘミア国王から、5年前に交際していた『アイリーン・アドラー』とのツーショット写真を取り返して欲しいと依頼されます。
〇ホームズは、変装し策を練って、写真の隠し場所を見つけます。
〇翌日に、写真を取り返そうと、変装をといて、
ワトスンと22 1Bのアパートへ帰ります。
●アパートの前で、「おやすみなさい、ホームズさん」と通行人に声をかけられます。
●こちらの通行人は、Wikipediaでは『青年』になっていますが、ドラマでは老婆などになっている場合もあります。
〇翌日、アイリーンの家を尋ねると、中はもぬけの殻。
〇前日の、声を掛けてきた通行人は、アイリーンの『変装』でした。
●アイリーンに敗北する前までは、女性を低くみていたホームズですが、
この事件以降、そういう発言はなくなったそうです。
【バスカヴィル家の犬】
これも、好きな作品の1つです。長編になります。
〇魔犬の伝説が残る、バスカヴィル家が舞台になります。
〇ホームズは用事がある、と言って、ワトスンだけ先に現地に行きます。
〇ワトスンは、その人柄から、誰にも怪しまれずに現地に溶け込んでいきます。
〇調べた事を、逐一、ホームズへ手紙を書いて知らせていました。
〇ところが、実はホームズも最初から現地に来ていたのです。
ワトスンは「自分の手紙は無駄だったのか」と落胆しますが、
ホームズは、目立つ自分と違って、溶け込める人柄のワトスンだから出来た事、と言います。
●この話は、時系列があやふな状態らしく、普通に考えると、
この話の年度では、ワトスンは結婚しており、ホームズと同居していないらしいです。
まぁ、細かい事は気にしない方がいいでしょう。
〇魔犬は登場しますが、普通の犬の口に『リン』が塗ってあり、それが発光して、【炎を吐く魔犬】と言われていたとの事です。
●この話で、面白いのは、前半、ホームズのために、せっせっと調査しては、手紙で報告する、ワトスンでしょうか?
田舎の人間関係になんなく、溶け込んでいくワトスンもなかなかのものです。
●ホームズは、最初とラストにしか登場しませんが、
ワトスンの手紙のおかげで、
依頼者の事件に関わる人達の、
人間関係が「把握できた」と言っています。
≪おススメTVドラマ≫
【シャーロックホームズの冒険】
制作・・・英国グラナダ社
日本での放送・・・NHK
シャーロック・ホームズ・・・ジェレミー・ブレッド
ジョン・H・ワトスン・・・デビッド・バーグ
/エドワード・ハードウィック
〇原作に忠実に作られている作品です。
〇ジェレミーは、ハマり役です。
〇たまに、NHKで放送しています。とても出来が良いので、おススメです。
〇ジェームズ・モリアーティ教授は、『赤毛同盟』と『最後の事件』に登場します。