意外と知らない身近な話。
ブランケット症候群歴26年の私が感じてる未知の領域
みなさん、前編はいかがだったでしょうか?
今回は、大人のブランケット症候群にフォーカスをあてて書きたいと思います。
後は、ブランケットあるあるなど、ブランケット症候群だからやってしまうちょっとした癖などを紹介しようかと思います。
大人のブランケット症候群
何度も言うようですが、ブランケット症候群は「症候群」とついているので、病気のような気がしますが病気ではないので症候群というのは、少し重たい言い方かもしれませんね。一括りで言ってしまえば、単にブランケット・枕・ぬいぐるみが他の人よりも、少しだけ好きすぎることと、言ったほうが合っているかもしれません。
大人のブランケット症候群は、主に「愛情不足」、「ストレス過多」と、言われています。
小さい時に何らかの形で、親からの愛情を受け取れなかったことが大きいでしょう。
私も、小さい頃、父も母もとにかく忙しく、ブランケットだけが私を裏切らない唯一の友人であり、兄妹であり、家族以上の存在でした。でも、小さい頃の私は、それが当たり前だったので、何の不自由も感じてはいませんでした。
大人になってから「あぁ、もっと父や母に甘えたかったのだな」と、痛感しました。
子供ながらに、親の忙しさに気を使っていたのもあるかもしれません。
兄妹が多い方も、ブランケット症候群になりやすい傾向にあります。
実は、「ブランケット症候群」は、日本では馴染みがないようですが海外では意外にもポピュラーなものです。
アメリカの成人男性の3割はブランケット症候群だったり、イギリスの成人男性も3人に1人は、寝る際テディーベアを抱いて寝るそうです。
ブランケット症候群は、稀に大人になってから発症されることがあるようで、心の均衡を保とうと必死なのです。子供のブランケット症候群は、大人になるつれに無くなる方もいますが、大人の場合は過度なストレスからくることが多く心のダムが決壊寸前の場合が多い為、なかなかブランケットから離れるのは難しい事かと思います。
~大人のブランケットあるある~
ここからは、「ブランケット症候群だろうと私は、ブランケットが大好きですよ!」と言う方必見の、あるあるを共感したいと思います。
1.おもむろに顔を埋めてしまう
これは、結構あるあるですよね。私も、疲れたり、暇な時、病院で注射をされて
痛がってるときにブランケットに顔を埋めたり、顔をスリスリしたりします。これをやるだけで一気に回復します。私は、滅多にないですが怒りが込み上げてきたときブランケットに顔を付けて叫んだりもします。
2.気づいたらブランケットを撫でている
これは、暇な時にやってしまいます。私は、ブランケットの気に入ってる部分があって、そこをおもむろにスリスリしちゃいます。あとは、撫でるとか違いますが
人差し指と中指の間にブランケットを挟んでスリスリするのが好きです。
ちょっと独特ですが(笑)
3.家の中ではほとんどの場所に持ち歩く
私は、家の中を移動する際は、ほぼブランケットを持ち歩きます。
でも、持ち歩けない場所(例:トイレ、お風呂)以外は、常に持ち歩いています。
夏は、エアコンの風が直に当たらないようにするため膝にかけたり、冬は、寒さをしのぐためマフラーのように首に巻いたり。汚れるのは嫌なので食事中は、膝にはひかずすぐに手が届くところに常備しています。
使い方は、様々ですよね。
~大人のブランケット症候群は治療すべき?~
大人のブランケット症候群に治療と言う治療はないです。私が、一時期ブランケットを持っていることにとてつもない嫌悪感がある時がありました。
内科の先生や精神科の先生に相談しましたがどちらとも答えは
「生活に支障が出たり、周りに迷惑をかける時は考えたほうがいいけど、今のところそういった支障がなければブランケットを持っててもいいのでは?勿論、大人と言う観点から言うと難しいですが節度のある行動が出来てれば大丈夫ですよ」
と、言われ涙が出るほど嬉しかったのは覚えています。
今まで、否定され続けたブランケットに「意味」が、見いだせた瞬間でした。
~最後に~
最後になりますが、私は、ブランケット症候群の自分が好きです。
ブランケットで、自己主張が出来ているのですから。そこが、私は誇らしいです。
大人になってまで、ブランケットを持っている自分を恥ずかしいと思ったことはありません。だって、それを含めてが「自分」なのですから。