COIL #03-3

Cross Over Is Like #03

2022年8月     好きなクロスオーバー作品をご紹介    愛及屋烏

超電磁大戦ビクトリーファイブ & ゴッドバード

Continuation from last page. 03-2

ゴッドバード

『ゴッドバード』※は、長谷川裕一による日本の漫画作品。

『月刊コミックラッシュ』(ジャイブ)2010年7月号から2011年12月号まで第1部が連載され、2012年5月号より2014年4月号まで第2部が連載された。

テレビアニメ『勇者ライディーン』の生誕35周年として企画された作品であり、作中も同作から35年後の世界が舞台となっている。

また『超電磁ロボ コン・バトラーV』『超電磁マシーン ボルテスV』『闘将ダイモス』の3作品も原案として名を連ねており、4作品のクロスオーバー作品としての側面も持つ。

第2部では上記に加え『未来ロボ ダルタニアス』も原案として追加されている。

長谷川が連載していた漫画作品『超電磁大戦ビクトリーファイブ』の直接続編となっており、同作のオリジナル設定を一部引き継いでいる。

各作品で市川治の演じたライバルキャラが一堂に会する場面はファンの間で語り草になっている。

※元々は、ライディーンの飛行形態および、そこからの必殺技の事。

顔のシールドを閉じ、手足を折りたたんで羽を出すことで鳥に変形した状態。
仰向けになるためパイロットのひびき洸がムチウチにならないか心配になる。
更にこの形態から敵に対体当たりをかますのだから、もう唖然とするしかない。
なお、この状態のライディーンに火炎剣を抜いたダルタニアスが騎乗して突撃するのが「ゴッドバードフェニックスアタック」という最強の技である。

あらすじ

ライディーンと妖魔帝国の戦いや、その他のスーパーロボット達と異星人達の戦いから35年後。

平和を迎え世代は移り変わり、ライディーン達は人々の心から忘れられた遠い存在となっていた。しかし、突然現れた2匹の化石獣によって、それまで長く続いた平和の日々は終わりを告げる。

無力な人々の悲鳴が飛び交い、美しい街並みが瓦礫と化していく中、1人の少女の耳へ謎の声が届き、それに応えた彼女の元へ巨神が現れた。                            少女の名は囀晶、謎の声の主はひびき洸、そして巨神の名はライディーン。                    35年の時を超え、蘇った妖魔帝国や異星人達との戦いが幕を開ける。

昭和ロボに与えられた、平成の新形態

コン・バトラーV6

新設定された、バトルマシーン6号機のバトルアーマーが、コン・バトラーVに追加合体(掛け声はアーマード・コンバイン)し装甲・武装を強化する。                             追加武装として超電磁ヨーヨー・ハイパー、ダブルVレーザー、そして、恒星をも突き抜ける威力の超電磁スピン・ファイナルストライクが使用可能となる。        他に背部に大型のブースターが追加される。語呂が良い。                           見た目の印象は、自転車に乗る時のプロテクター+ブースター。

ボルテスVII

ボルトマシーン6号機、7号機のボルトスピナー・ボルトローラーがボルテスVに追加合体(ブイ・ツー・ツゥギャザー)し装甲・武装を強化した姿。     手首に装甲、脚部にローラーが追加され、武装として超電磁超重(ヘヴィ)コマが追加され、必殺の天空剣も強化型になる。                                         二つを組み合わせ、天空剣旋風一文字崩しという技が使用可能となる。ただし、二機が無人機のためプロテクトが外れないとただのお荷物となる。                            二機な分、コンバトラーよりも肩や胴回りの増加分は多い。

烈将フォボス

ダイモスを参考にバームのダイモスとして作られた、言わばダイモスの2号機であり支援ロボ。カラーリングやダイモスに比べやや細めなデザイン等、バーム星人かつ、女性的な印象を受ける。
四惑星平和条約の一環としてパイロットはバーム星人から選抜するよう定められており第一部開始の時点では未決定であったため出撃不可であったが、中盤からヒロイン(ダイモスの)のエリカが、また第二部ではチリが搭乗して参戦する。
脚部にダイモス用の強化手甲「ゴッドハンド」を格納している他専用武装として「超電磁ブリザード」を装備している。                                        ダイモスと協力して烈風W(ダブル)正拳突きを放つことができる。

ダイモス・フォボス共に火星の衛星から名づけられている。

超電磁戦艦マグネバード

4台のスーパーロボの整備ができる宇宙戦艦。四ッ谷博士(コンV)が中心となって建造した。艦橋部にビッグファルコン(ボルテス)、南原コネクション(コンV)のデザインの名残が見て取れる。周囲4万キロにグランライトウェーブを照射でき、擬似的な地面を作り出すことが可能。中央ドック部から各スーパーロボットの合体・分離形態の全てで出撃可能なように作られている。                           艦首部を切り離し超電磁巨兵マグネコングに変形させることができる……が、余り活躍の場面はなく、やられてしまった。母艦としては有用だったのに。           と、思いきや『ゴッドバード』において更なる強化が入った。

チヨノフ

35年(原作→漫画間)の間に建造されたライディーン専用母艦。何とマグネバードとの合体機能を持っている。名前の元ネタは、ライディーン(雷電)と同じように実在した力士(千代の富士)。                                   艦首部にライディーンを格納しており、発進する際には艦全体を90度直立させる必要がある。合体時にはマグネバードの艦首部にドッキングする。この形態時には水平状態のまま、ゴッドバード形態で射出発進する。

後述(感想)

国民的アニメとして扱われている、フィリピンでボルテスⅤの実写映画が全力で製作されている事もあり、長浜ロマン作品に一種の流れが来ているのかも。             最新のスパロボ30でもコンバトラー+ボルテス(DLC)の姿が見れた。                   最近のスパロボでは、作品がアニメ化されていない状態、或いは途中でも『原作漫画版』で参戦するケースがあるので(フルメタルパニック、鉄のラインバレル等)、是非とも今回紹介した二作品にもスパロボ参戦なり、映像化なりの展開がなかろうかと、切実に祈る次第である。

END.

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愛及屋烏

ゲーム好き、小説好き、アニメ好き、三役揃いの物書きの端くれ。 ピンチに陥っても、それはそれで気楽にやるタイプ。 ●好きな言葉:続編・クロスオーバー・オールスター・アンサーソング・データ引継ぎ ●好きなゲーム:DQ・軌跡&イース・スパロボ・ゼルダ・神宮寺・逆裁・ラチェクラ ●好きなサブカル:ロボ全般・特撮全般・少、青年誌系 ●好きなドラマ:科捜研・相棒・CSI・キャッスル・十津川警部・赤い霊柩車 ●利用ソシャゲ:へプバン・ギアスロススト・Dr.STバトクラ・シンフォギアXD・スパロボDD・うたわれLF・ギター少女・勇者の飯 ●経歴:宮城出身、30代、なろう出版経験有 ●現在:脳梗塞療養にともないリハビリ&失業中

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