Cross Over Is Like #04
2022年8月 好きなクロスオーバー作品をご紹介 愛及屋烏
零・碧の軌跡 & 閃の軌跡Ⅰ・Ⅱ
前述
①商業的テコ入れ
各ストーリーのキャラクターの共演によって話題を呼び、不人気なシリーズに人気キャラクターを登場させて売上げを増やす、多くの巻数を必要とする複雑で雄大なストーリーを短い期間で展開できる、マンネリ防止などのメリットがある。
②オールスター物
巻数が最初から決定された新しいタイトルを作って、そこに既成のシリーズキャラクターを多数投入する「オールスター物」、あるシリーズに他のシリーズのキャラクターが登場するが、ストーリーの受け渡しがないカメオ出演や特別出演も、しばしばクロスオーバーと呼ばれる。
③世界観内共演
また、異なる主人公の物語同士が、同一世界、同一時間軸にあることを、作中で匂わされたりまた明示された場合、これもクロスオーバーと呼ぶことがある。
今回は②と③。基本的に同大陸内の別国の話なので全て続編とも言える。
今回、紹介する作品では時系列が被っていて、クロスオーバー色が特に強い。
自叙
続編やらオールスターやらクロスオーバーやデータ引き継ぎが好きだと声を大にして主張している自分にとって、全ての要望を満たしている最推シリーズが日本ファルコムの軌跡シリーズである。十作以上あるのだが、今回は特にクロスオーバー色の強い箇所を中心に紹介したい。
PSPで出来るRPGを探していて、ゲームシステムの方向性が小学生の頃プレイしていたPS初期の『アークザラッド』シリーズに近かったので嵌ったのが、最初の出会いだった。
PSP版の空の軌跡FCを買ってクリアしたものの、終わり方が凄かったので移植版の続編を待てずデータを引き継げないにも拘らず、PC版を買いに走った。
日本ファルコム
日本ファルコム株式会社はゲームソフトを開発・販売する日本の企業。主な作品にドラゴンスレイヤーシリーズ、イースシリーズ、英雄伝説シリーズがある。
日本のパソコンゲームの黎明期である8ビットパソコンの時代からのメーカーである。当初はパソコンゲームを主に開発し、1980年代から1990年代前半ごろの作品は、他社へのライセンス提供により家庭用ゲーム機に移植されている。
1995年に初めてサードパーティとして家庭用ゲーム機PCエンジンに参入する。2000年代後半よりPlayStation Portable (PSP) に積極的に参入する。
従業員規模は60人程度にも関わらず、コンスタントに続編、機種移植・改良版を発売しつつも、安定した黒字(純利益十億)をはじき出す、日本のゲームメーカーとして珍しい優良企業である。
PC、PSP、PS3、PS4、PS5、switchと同ソフトでもストーリーのフルボイス化やUI周りの改善等の機種によってバリエーションは多く、現在からシリーズを最初から追おうとすると、相応の混乱を招く。
ゲームを起動すると紫色・黄色・黄緑色・水色の四角形からFalcomのロゴになるムービーは、当時正社員であった新海誠のデザインである。
ファルコム音楽フリー宣言
ファルコムはゲームミュージックにも注力している。以下GM。
『ファルコム音楽3原則』があり、「一度聴いたら忘れられない、思わず口ずさんでしまうメロディ」「ここぞというところに、グッとくるサビ」「起承転結が感じられる構成」の3つで、楽曲作成のベースとなっている。1988年には自社のGM作品専用レーベルとして「ファルコムレーベル」を発足させた。
2009年6月5日に『ファルコム音楽フリー宣言』が宣言され、世界初の試みとして話題になった。
日本ファルコム株式会社(以下、当社)のすべての楽曲を自由にご利用していただくことを目的とした宣言です。
当社は今まで、40年以上にわたり多数のゲームミュージックを制作販売し、そのサウンドの多様性、完成度の高さなどから世代を超えた多くのユーザーに支持されてきました。当社が販売している楽曲は5,204曲となり、現在も曲数は増え続けています。
これらの楽曲をゲームミュージックファンだけにとどまらず、今まで以上に多くの人々へ届けたい、という想いを形にするべく、この度、世界初の試みとして「ファルコム音楽フリー宣言」を実施します。
https://www.falcom.co.jp/music-use
基本、利益が発生しない状態・DL可能じゃない状態なら使用が可能。
ブログ・コラムでのBGM使用も可能である。
神曲ばかりなので視聴を是非。
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