みなさん、こんにちは。毎度おなじみ水鈴です。
今回も、水鈴ファミリーを紹介していきたいと思います。
第3弾です!我が家には、まだまだファミリーがいますよ!
あと・・・何弾になるかは正直不明です!
さてさて、今回ご紹介いたしますのが!
「花鈴(かりん)」
です。いい名前でしょーー?「花のように可憐な、凛とした子になってしい」と、
思ってたんです。まだ、花鈴が赤ちゃんの時は。いざ成長してみると「男の子」
だと判明。しかし、呼びかけるときは
「花鈴ちゃん!」とか「カリちゃん」と、呼んでいたので、子猫だった花鈴も
「ボクの名前は、か・り・ん!だ」と、思い軌道修正不可に。
困ったもんだ・・・。と、当初は思いましたが名前だけで性格が決まるわけではないので
それはもう、かわい、かわいと育てました。
しかし、カリちゃんが我が家に来るまでに沢山の試練がありました。
カリちゃんとの出会いは、1本の電話から始まります。
真夏の蝉の声がよく響く日のことでした。
親戚から、突然の「子猫いらない?」の電話が来ました。
寝起きの私は、頭が追い付かず「?」でいっぱいでした。
1~2日以内に飼い主が見つからないと殺処分と言われ、母に連絡を入れたところ
「今日は、迎えに行けないけど、明日なら夜中の高速ぶっ飛んで迎えに行くから!」と、
私の思っていた次元との先の先の先を行っていた。
翌日
生ぬるい風が吹く中、母は高速をぶっ飛ばして子猫を迎えに行きました。
車の中で「子猫が我が家にやってくる」という楽しみより
「きちんと育つのだろうか?」のほうが、心配だった。生後3日の子猫。
炎天下の中、真っ黒なビニール袋に入れられごみと一緒だった子猫が果たして
育つのか・・・。
子猫がいる場所に近づくごとに、心臓が「ギュー」っと、掴まれているようで
それはもう気が気ではなかった。
いざ!子猫とご対面!
私の、想像を超えるくらい小さかった。勿論、目は開いてないし、か細い声で
「ミ・・・ッ、ミーッ」と、弱弱しく鳴いていた。
保護してくださった方から、子猫を譲り受け
「私は、今日からこの子のお母さん!頑張って育てるぞー!」と、元気にそう言えたのは
ほんの数時間でした。
私が眠りについた1時間。子猫の声で起きました。
「あぁ、ミルクか・・・」
眠い目を擦りながらポットからお湯でミルクの粉を溶かし小さい小さい花鈴に
ミルクを上げる。1回の量が少しなのでミルクの作り過ぎに気を付けながら
量を調整。その後も、1時間おきの授乳。結局まとまった睡眠がとれないまま
我が家に帰ってきました。
それからです!育児が本格的に始まったのは。
普通、女性はお腹に子供を宿し少しづつお腹が膨らみ「お母さん」を、実感するでしょうが、私の場合
「はい、今からこの子のお母さんだから頑張って育児してね」という、感じなので
実感も使命感もわかないままお母さんになりました。
私の経験上、離乳食が始まる1~2週間までが大きな山でした。
昼夜問わず1時間でミルクを欲する花鈴。音に過敏になった私は、ケトルでお湯を沸かし
寝ぼけながらケトルのお湯を盛大にこぼし両腕やけど。しかし、そんなのは
なんの問題にもならないくらい私は「眠かった!!!!」
人間の子育てをしているお母さん。偉いよ!そう!あなたは、偉い!
子猫は、人間の何倍もの成長だけど、人間の子供はゆっくり、ゆ~っくり育つ。
私には、到底できないと感じました。産んで育ててくれたお母さん、ありがとう。
おしっこやうんちも出来ない子猫は、ミルクのたびに排泄させるのですが、失敗して何度Tシャツを洗濯したことでしょう。
私は「もう無理だぁ・・・」と、何度絶望したことでしょう。
1時間おきの授乳があと何日続くの?離乳食はまだ、始められない?
きちんとトイレ覚えるかしら?と、兎に角感じたことのないような「不安」に押しつぶされるのが時間の問題だと思い、朝4時から8時まで仮眠をとれるまでになったときは、感動しました。
我が家に来て2週間半後、ようやく離乳食を開始した時、なかなか食べてくれずミルクばかり欲しがっていたのに・・・
母が花鈴を抱っこして、私が口に離乳食を与えていたのですがミルクの量を減らしたら、すごい勢いで離乳食を食べる花鈴。勢いあまり、頬に爪が刺さり化膿して病院に行きました。そこからが早かった。トイレも難なく覚えて、赤ちゃんの頃より良く寝て
起きて暇だと「ニャーーーーー」と、独特な鳴き方をして、沢山遊びました。
ゲージに入れておくとひたすら鳴くのでゲージから出すと、蝉のように私に爪を立てて寝てました。人懐っこい性格は今も変わりません。
お腹のキャパを知らない花鈴は、離乳食を食べ終わるとお腹が重くて動けず、両手、両足を踏ん張って歩こうとするのですが、どうしても無理でいつもその場で寝てました。
ここまで育つと不安<安心に変わっていきました。
ほんの数百グラムだった花鈴は、いまや7.2㎏の大きな男に成長しました。
しかし、まだまだ私や母に甘えることが多く心は赤ちゃんなのかもしれません。
今年で2歳になりますが、スコちゃんやエビちゃんにバシバシ躾けられてます。
みんなで、細く長く生きていきたいものです。